(株)NTTスマイルエナジーは1日、「NTTスマイルエナジー事業戦略記者発表会」を開催、太陽光発電遠隔見守りサービス“「エコめがね」全量モバイルパック”の販売予約受付を開始すると発表した。
「エコめがね」は、家庭用の分電盤にエコめがねPVセンサを配置、太陽光発電の発電量や消費量の電力情報を計測。そのデータをインターネットを通じてクラウドサーバーに蓄積、スマートフォンや携帯電話、パソコンを通じてどこからでも閲覧できるというサービス。
さらに、太陽光パネルを設置する太陽光発電システム販売会社向けに遠隔見守りサービスを提供し、設置後の保守に掛かるコスト負担を削減するなど、顧客のニーズに対応しながら新しいサービスの開発に取り組んできた。
“「エコめがね」全量モバイルパック”は、2012年7月に施行されたエネルギーの全量買取制度に対応するため、「エコめがね」のセンサを応用した遠隔見守りサービスを事業者向けに開発したもの。
通信機能を内蔵しているため、ネットワークの工事が不要で、3GWiFiルーターと屋外設置用の耐候ボックスを使用して、ネットワーク環境が存在しないビルの屋上や遊休地にも簡単に設置できるという特長を持つ。また、どのメーカーの太陽光パネルやパワーコンディショナーにも設置が可能。
販売価格はモバイルパック20K(10~20kWの設備向け)で、10年プランが初期費用30万円(利用料10年間不要)、1年プランが初期費用16万円(利用料2万5,000円/年)の2パターン。その他モバイルパック40K(21~40kWの設備向け)、60K(41~60kWの設備向け)を用意。12月1日より販売開始する。
説明を行なった同社代表取締役社長の谷口裕昭氏は、「今までは当社独自のコンテンツの開発だけであったが、今後はパートナーとなる企業と連携してコンテンツを開発し、さらに新たなサービスを増やしていきたい」などと述べた。