(株)LIXILグループは5日、2013年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(2012年4月1日~9月30日)の売上高は、前期に新規連結となった子会社の寄与により、6,829億1,700万円(前年同期比12.9%増)と大幅増収、営業利益は前年同期に統合一時費用の計上があったこと、コストダウンや諸経費の削減に努めたことにより137億6,400万円(前年同期:11億7,900万円)と大幅増益に。経常利益も124億7,600万円(前年同期:経常損失9億5,200万円)と黒字転換した。その一方で、経営基盤の再構築を目的とした早期退職関連の損失を計上したことなどから、純損失103億8,000万円(前年同期:純利益152億7,700万円)となった。
主力の金属製建材事業においては、前期に新規連結となった子会社の影響などから、売上高は3,061億4,200万円(前年同期比25.0%増)に。売価の低下やタイの洪水などによるコストアップがあったものの、諸経費の削減に努めたことや前年同期に一時的な費用増があった反動により、営業利益も54億7,100万円(前年同期:営業損失4億6,500万円)と黒字になった。
住宅・不動産他事業においては、販売競争の激化などにより、売上高は285億5,100万円(前年同期比▲3.8%)と減収となったが、諸経費の削減などにより営業利益は21億1,900万円(同36.6%増)を計上した。
通期については、先行きの景気が当面弱めの動きを続けることが見込まれること、住宅投資の回復も不透明であることから、予想を修正、売上高は1兆4,600億円(前回発表比▲0.7%)、営業利益は540億円(同8.0%増)、経常利益は530億円(同▲6.0%増)、当期純利益は130億円(同▲44.8%)を見込むとした。純利益予想の大幅減は、タイ洪水に係る受取保険金の一部計上と早期退職金関連損失の計上によるもの。