不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/11/7

大阪府の超高層マンション、棟数は東京を上回るペースで増加/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイはこのほど、「近畿圏の超高層マンション供給動向」の調査結果を発表した。近畿圏や大阪市の2000年以降に分譲された20階建て以上の新築マンションを対象に調査したもの。

 超高層マンション(20階建て以上)の増加率は、棟数ベースでは大阪府が2000年の37棟から12年(9月末時点)では188棟と、5.1倍になっていることが分かった。東京都の4.8倍を上回るスピードで増加しており、00年以降、大阪府で超高層マンションが急速に普及していることが分かる結果に。
 供給立地は大阪市内が圧倒的多数ではあるものの周辺エリアにも拡がっており、八尾市や守口市では駅近で利便性が高く、一つのまちを形成するような物件周辺に商業施設などを誘致した大規模開発が行なわれている。

 一方、総戸数ベースで比較すると、東京都は1,000戸を超える超大規模物件も多いことから、00年と比べて6.6倍の増加に対し、大阪府は5.1倍に留まった。大阪ではプロジェクト数は多いが、1棟当たりの数は300~400戸程度の物件が多いことがその要因。

 また、近畿圏の超高層マンションランキング(12年9月時点)では、「シティタワー神戸三宮」(神戸市中央区)、「The Kitahama」(大阪市中央区)、「クロスタワー大阪ベイ」(大阪市港区)の3物件が54階で並んで1位となった。なお、掲出された30位までの34物件のうち、28物件が2000年以降に分譲されており、ランキングからも近畿圏での分譲マンションの超高層化が2000年以降急速に進んだことが分かる結果となった。

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