不動産ニュース / 調査・統計データ

2012/11/9

ビル空室率、東京・大阪とも低下が継続/三鬼商事調査

 三鬼商事(株)は9日、2012年10月末時点のオフィスビル市況調査を発表した。

 東京ビジネス地区(都心5区)の平均空室率は8.74%(前月比▲0.16ポイント)と4ヵ月連続の低下。空室面積はこの1ヵ月で約1万坪減少した。
 新築ビルは大規模ビルを含む4棟の新築ビル(延床面積合計:7万7,000坪)がおおむね高稼働率で竣工したため、空室率は29.16%(同▲0.46ポイント)。既存ビルも統合や拡張に伴う成約の動きなどから空室率は7.96%(▲0.20ポイント)と2年9ヵ月ぶりに7%台になった。
 平均賃料(坪単価)は、新築が2万3,315円(同▲123円)、既存ビルが1万6,498円(同▲32円)となった。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は9.54%(同▲0.13ポイント)と、12ヵ月連続の低下。大規模ビル1棟が高稼働率で竣工したほか、既存ビルにも大型需要が生じたことなどが要因。なお、オフィス縮小に伴う解約の動き等が見られたため、この1ヵ月に減少した空室面積は約1,000坪にとどまった。
 新築ビルの空室率は20.41%(同▲22.69ポイント)、既存ビルで9.40%(同▲0.12ポイント)となった。

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