アトラクターズ・ラボ(株)は9日、「マンション購入に対する意識調査」の結果を公表した。同社が運営する「住まいサーフィン」で、マンション購入検討者を対象に四半期ごとに行なっているもの。
今回の調査では、「今は買い時だと思うか」という問いに対し、「買い時」「やや買い時」の合計が42%で、前回調査時(2012年7月)より19ポイント減少。震災直後の水準まで落ち込んだ。
「1年前と比べた購入意欲」については、「増している」「やや増している」を合わせて54.6%(前回調査比0.7%増)と微増に。
また、「消費税の増税額が100万円とした場合、増税後の住宅ローン控除がいくら増えれば駆け込み購入意欲がなくなるか」については、100万円以下(そもそも気にしないを含む)の回答が69%に達した。
今回の調査結果について同社は「マンション購入検討者の『消費増税前の駆け込み購入は得策ではない』という冷静な判断がうかがえる。住宅ローン減税の拡充が一定額に及べば、駆け込み購入意欲を相当に減じることができるだろう」と分析している。