三菱地所レジデンス(株)は20日、荏原町駅前地区防災街区整備事業準備組合より、「荏原町駅前地区防災街区整備事業」(東京都品川区)の参加組合員予定者に首都圏不燃建築公社とともに選定された。同社では初の防災街区整備事業への参画となる。
「荏原町駅前地区防災街区整備事業」は、東急大井町線「荏原町」駅徒歩1分の、防災再開発促進地区に指定されている約0.1haの施行区域に、鉄筋コンクリート造地上17階地下1階建て、免震構造の複合施設(共同住宅・店舗)を建設、同時に道路周辺環境の整備を行なうもの。
防災街区整備事業とは、「密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律」の2003年改正に伴い新設されたもので、木造家屋が密集し、防災上の不安を抱えた地区を対象として、土地・建物の整備と道路等の公共施設の整備を同時に行ない、密集市街地の防災機能の確保と土地の合理的かつ健全な利用を図ることを目的としている。
今後は、防災街区整備事業組合設立などを経て、14年度には新築工事着工し、16年3月工事完了を予定している。