不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社のネットワークにおける2012年10月期の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格および成約価格データを公表した。対象物件は、登録物件が新築戸建9,011件、中古マンション1,534件、成約物件が新築戸建1,877件、中古マンション451件。
新築戸建の平均登録価格は1戸当たり3,173万円(前年同月比▲2.8%、前月比▲0.5%)と、前年同月比では9ヵ月連続マイナス、前月比は再びマイナスとなった。平均成約価格は、1戸当たり3,200万円(前年同月比▲1.0%、前月比1.3%増)。低額物件の多い千葉県・埼玉県の成約が増加したことなどで、前年比2ヵ月連続のマイナス。前月比は成約好調エリアの価格の上昇で、再び上昇に転じた。神奈川県は、高額物件の多い横浜市・川崎市の成約が堅調で、4ヵ月連続の上昇となった。なお、首都圏の平均成約価格は、再び登録価格の平均を下回った。
中古マンションの平均登録価格は1戸当たり2,009万円(同▲10.1%、同▲5.9%)とマイナスに。平均成約価格は2,067万円(同0.0%、同3.1%増)とプラスに転じた。成約の多い東京23区で成約が大幅に増加したことなどが要因。