不動産ニュース / 開発・分譲

2012/12/11

旧大阪農工銀行ビル外壁の一部を分譲マンションに再生利用/オリックス不動産他

「グランサンクタス淀屋橋」完成予想図。1~2階部分に再利用したファサードを用いる
「グランサンクタス淀屋橋」完成予想図。1~2階部分に再利用したファサードを用いる

 オリックス不動産(株)と鹿島建設(株)は10日、施工中の分譲マンション「グランサンクタス淀屋橋」(大阪市中央区、総戸数60戸)に、歴史的建築物である旧大阪農工銀行ビル外壁の一部を「曳家(ひきや)工法」により再生利用すると発表した。

 旧大阪農工銀行ビルの外壁は、ファサードにイスラム建築に見られる唐草模様やアラベスク模様が施され、建物のコーナー曲線が美しく保存されている。この外壁の一部を同マンションの外壁として再利用するため、原形のまま敷地内のマンション建設地点まで2~4m移動することとしたもの。「曳家工法」を採用することで、外壁ファサードを切断することなく、マンションの1~2階部分に壁面を移行することが可能となる。

 同マンションは、大阪市営地下鉄御堂筋線「淀屋橋」駅徒歩3分、京阪電鉄京阪本線「淀屋橋」駅徒歩3分に位置。敷地面積774.13平方メートル、延床面積5,666.09平方メートル、鉄筋コンクリート造地上13階地下1階建て。専有面積は56.09~78.83平方メートル、間取りは1LDK+S~2LDK+S。竣工は2013年7月の予定。

 現場ではすでに、保存・再生利用する外壁の移動が完了、躯体工事を進めている。

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