イオン(株)とイオンモール(株)は10日、カンボジア王国で、1号店となる同国内最大規模かつ初のモール型ショッピングセンター「イオンモールプノンペン」を着工した。
同施設は、首都プノンペン中心部から3kmの新興レジャーエリアとして開発中のダイヤモンド・アイランドの近接地で開発を進めているもので、周辺は高級住宅街やホテルが立ち並び、中高所得層の世帯が大半を占めるなど、今後さらなる発展が見込めるエリア。敷地面積約6万8,000平方メートル、延床面積約10万500平方メートル、総合スーパー「イオン」を核店舗に、ファッションをはじめとする専門店約150店舗の出店を予定。なお、開業は2014年春を予定している。
同社は、イオングループ中期経営計画(11~13年度)において、グループ共通戦略の一つにアセアン地域や中国で飛躍的な成長を目指す「アジアシフト」を掲げており、同国では11年8月、AEONMALL(CAMBODIA)CO.,LTD(イオンモールカンボジア)、12年8月にAEON(CAMBODIA)CO.,LTD(イオンカンボジア)を設立。また、11年10月よりイオンクレジットサービス(株)が、日系企業初となる割賦販売事業を展開。今後は、高い成長性と収益性を両立したアジアNO.1のリテイラーを目指し、グループ各事業が一体となって同国における事業展開を進めていくとしている。