不動産ニュース / ハウジング

2012/12/17

ソーラー・デカスロン・ヨーロッパ、初参戦の今年は18チーム中15位に/千葉大学

挨拶に立つ齋藤 康学長。報告会には協賛企業やマスコミなども多数出席した
挨拶に立つ齋藤 康学長。報告会には協賛企業やマスコミなども多数出席した
参加メンバーの学生が、「施工」「モニタリングとタスク」など、審査項目を中心に、現地で得られた数値や効果、評価などについて報告を行なった
参加メンバーの学生が、「施工」「モニタリングとタスク」など、審査項目を中心に、現地で得られた数値や効果、評価などについて報告を行なった

 千葉大学は15日、同校チームが参加した「ソーラー・デカスロン・ヨーロッパ2012」の成果報告会を行なった。

 同イベントは、8月31日~10月5日までマドリード(スペイン)で開催されていた太陽光発電住宅の大学対抗国際コンペ。日本チームの参加は、今回の千葉大学チームの参加が初であった。

 会の冒頭、千葉大学学長の齋藤 康氏は、「学部を横断して構成されたチームにより計画が進行したこと、そしてマドリードに行ってからはホスト国のホスピタリティを感じながら建設などを進められたことを、大変すばらしく思った」と挨拶。

 続いて、今回のプロジェクトについて、提案した「おもてなしハウス」の施工、電気エネルギーとHEMS、コミュニティなどの審査評価項目を中心に、メンバー学生が報告を行なった。

 最終結果と、審査員の講評などについては、学生代表の同大学工学研究科博士課程の田島翔太氏が報告。18チーム中15位という順位については非常に残念だと述べたうえで、「プレゼンテーションやイノベーションといった審査員による審査の部分で点数が伸び悩んだのが響いた」と審査結果を分析。一方で「エネルギーの自己生産率や緑化の提案などについては、一定の評価を得られたのではないか」と語った。

 なお、次回のソーラー・デカスロン・ヨーロッパはフランスで2014年に開催される予定で、千葉大学チームは二度目の挑戦を表明している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。