NPO法人首都圏定借機構は19日、工学院大学(東京都新宿区)で、平成24年度第2回特別セミナーを開催した。
今回は「都市近郊における住宅需要及び定借戸建住宅の役割とメリット」をテーマに、定期借地借家権プランナー・不動産コンサルタントの北村健児氏が、戸建定借住宅の販売方法と分譲業務手続きについて、事例を紹介しながら、その販売方法や手続きなどについて講演。定期借地借家権プランナー・不動産コンサルタントの浜崎恭一氏が「都市近郊における住宅需要と定借戸建住宅との事例比較」をテーマに、定期借地権の現状についての講義を行なった。
また、同機構理事長の勝木雅治氏が「定借所有権による新しいビジョン」をテーマに、茨城県つくば市の緑・住・農一体型住宅地として開発されている春風台のまちづくりについて紹介。同氏は「この春風台は、定借住宅20年の集大成で、今までの定借住宅のさまざまなエキスが込められている。ここから学びとって、次に企画する定借住宅につなげてほしい」などと述べた。