トヨタ自動車(株)とトヨタメディアサービス(株)は、家庭の消費電力を見える化できる「H2V-α」を共同開発し、20日より発売した。節電や遠隔地で一人暮らしをする親族などの見守りサービスに役立てるのが狙い。
家庭内のパソコン、テレビ、スマートフォンと「H2V-α」とを通信回線を介してつなぐことで、消費電力をリアルタイムで見える化できるというもの。電力消費量データは、インターネットを通じてトヨタスマートセンターに送付・蓄積され、パソコンやタブレット端末などから日・月単位の消費電力を確認できる。
また、「H2V-α」は車両充電専用回路への切り替え工事を行なうことで、プラグインハイブリッド車や電気自動車の充電管理機器「H2V Manager」同様、プラグインハイブリッド車や電気自動車の充電制御も可能となる。
なお、「H2V Manager」向けのオプションサービスとして10月に提供開始した「e-Care」も利用可能。「e-Care」とは、一人暮らしの高齢者家族などの電気消費量をモニターすることで、安否確認に役立てることができるというもの。
希望小売価格は7万8,540円(税込み・工事費別)。なお、同商品は経済産業省の「エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(HEMS導入事業)」の対象であるため、本体および工事費の最大10万円まで補助を受けることができる。