(株)矢野経済研究所は10日、SNSを使った「ソーシャルメディアマーケティング支援」事業の市場予測を発表した。ソーシャルメディアマーケティング支援とは、効果測定・分析、戦略立案などのコンサルティング、専用ページや専用アプリの構築支援・運営代行などのサービスを指す。
同社は、ソーシャルメディア構築のフェーズは、2013年あたりでピークを迎え、以後は構築したソーシャルメディアをいかに活用するかといったフェーズに移行していくと予測。今後は、単にクチコミ情報を分析する「ソーシャルリスニング」に留まらず、分析結果に基づき企業と消費者とのリレーションを図る、ソーシャルメディアを使ったより具体的なマーケティング施策を実施しようとする企業が増えていくと分析している。
こうした理由から、ソーシャルメディアマーケティング支援事業市場は、構築分野や分析分野に加え運営代行分野も拡大することから、引き続き堅調に成長。15年度には、事業者売上高ベースで87億円に達すると予測している。