東急不動産(株)は10日、南海電鉄(株)、南海商事(株)と共同で事業展開する大阪市営地下鉄の駅ナカ商業施設の名称を「ekimo(エキモ)」に決定。第1弾として、同地下鉄御堂筋線「天王寺」駅に「ekimo天王寺」(大阪市阿倍野区)を、4月18日にオープンすると発表した。
同事業は、2011年7月に行なわれた大阪市交通局の事業コンペで、3社の共同事業体が運営管理事業者として選定されたもの。名称の「エキモ」は、「駅も街の魅力をサポートする」「駅も街の機能や利便性をサポートする」「駅も街の情報発信をサポートする」という“街のサポートステーション”という意味と、駅の個性に合わせた“+α”を提案する「もっと」「more」の意味も持たせたもの。御堂筋線の3駅(梅田、なんば、天王寺)で、関西初、駅ナカ初、新業態を含むショップを誘致、施設展開を図っていく。
「ekimo天王寺」は、御堂筋線「天王寺」駅地下1階コンコース内の約610平方メートルに、11店舗を展開する。同駅は、1日当たりの乗降客数25万人を数え、同店舗では年間売上目標18億円を見込む。今後、13年10月になんば駅、14年4月に梅田駅でも開業する予定。