不動産ニュース / 開発・分譲

2013/1/25

飲食店舗「音ノ葉グリーンカフェ」4月オープン、スギ耐火集成材を初採用/住友林業

「音ノ葉グリーンカフェ」内観イメージ
「音ノ葉グリーンカフェ」内観イメージ
「音ノ葉グリーンカフェ」の見学会の様子
「音ノ葉グリーンカフェ」の見学会の様子

 住友林業(株)は25日、国内初となる木材のみで構成された耐火集成材を用いた飲食店舗「音ノ葉グリーンカフェ」(東京都文京区)の構造見学会を開催した。

 同物件は、地下鉄有楽町線「江戸川橋」駅徒歩5分。木造軸組工法3階建ての耐火建築物で、延床面積212.09平方メートル。
 国土交通省が推進する「平成24年度 木造建築技術先導事業」に採択されたもので、耐火集成材「FRウッド」を初採用している。
 「FRウッド」とは、鹿島建設(株)と東京農工大学、森林総合研究所、ティー・イー・コンサルティングの共同研究から生まれたもの。国産スギ材のみを利用した純木質耐火構造部材で、国内唯一の技術。

 同物件では、建物室内の独立柱、屋根の開き止めとしての飛び梁に耐火集成材を採用。この耐火集成材は、木材を燃えにくくする特殊加工を施したもので構造部を覆い、燃え止まり層とすることで、従来は耐火建築物では困難であった柱や梁を空間に現すことを可能とした。
 主要構造は、(社)日本木造住宅産業協会仕様(平成24年度版)の耐火認定木造軸組工法を採用している。

 同社では、「FRウッド」の汎用化を開発4者とともに進めていくことを検討しており、都市部の耐火建築物や高層ビル等への活用を積極的に進め、普及させることで、木造化・木質化を推進していく。
 同社木化推進室建築チームチームマネージャーの杉本貴一氏は「これまで木材は、『手入れが大変』『燃えやすい』などの理由から、施設建設などでは嫌がられる傾向があった。その一方で、消費者からはできるだけ木をという要望が寄せられている。今後は、内装木質化における規格・基準づくりや、木の良さについて科学的根拠を実証していき、木を使いたいというニーズを再創出して、人にも環境にも貢献できるように取り組んでいきたい」などと述べた。

 完成は3月31日、グランドオープンは4月26日を予定している。

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