千葉大学は、12月に応募した2014年6月に開催される「ソーラー・デカスロン・ヨーロッパ2014フランス大会」(フランス・ベルサイユ)の一次選考を突破したと発表した。
「ソーラー・デカスロン」とは、太陽光利用の普及啓発と学生の教育を目的に始められた太陽光発電住宅の国際学生コンペ。これまでアメリカで5回、ヨーロッパで2回、開催されている。
千葉大学は12年のスペイン大会開催に続く、2回目の参加。1次選考には世界各国から44チームが参加。千葉大学チームも含め、20チームがこの選考を突破した。
フランス大会は集合住宅がテーマ。千葉大学は「ソーラー・チムニー」(煙突のような巨大な筒を用いて、造物内部の暖気の上昇気流を利用して、煙突上の大気へと自然換気するシステム)を換気装置や移動手段として活用する住宅を提案。その他太陽光を最大限に生かしたパッシブな住環境を提案する。
公開2次審査は6月に開催され、ここで総合順位が決定する。
千葉大学は、工学部建築学科が中心となり、全学をあげてプロジェクトを推進、グランプリを狙う。