

旭化成ホームズ(株)は、面積と用途に可変性を持つ「+1住戸」を設け、二世帯住宅・賃貸活用など多様な用途に対応できる新商品「へーベルハウス ロンド・コンパクト」を、2月9日に発売する。
同商品は、自己居住する住戸(メイン住戸)とは別に「+1住戸」(サブ住戸)を設けることで、家族の状況変化への対応に加え、賃貸住宅や趣味の教室としての利用など、ライフステージの変化に対応した住まい方を提案するもの。メイン住戸とサブ住戸との間に、簡単な工事でどちらにも切り替え可能な「どっちでもルーム」を設置。メイン住戸とサブ住戸の面積を、家族の状況に合わせて簡単に変化できるのが特長。
また、サブ住戸を賃貸住戸として利用する際には、100%子会社の旭化成不動産レジデンス(株)の30年一括借り上げ制度を適用。リフォーム費を賄うことや、収入源とすることもできる。
販売地域は、関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部。価格はプロトタイプ(延床面積164.03平方メートル)の2階建て「へーベルハウスキュービック」で4,200万円。年間販売目標は100棟。
30日に開催された記者発表の席上挨拶した同社取締役副社長執行役員マーケティング本部長の池田英輔氏は、「晩婚・非婚化など、家族形態の問題で建て替えに踏み切れないケースが増えてきていたため、『ロンド・コンパクト』の提案に至った。今後も家族をテーマに、住み方の提案を含めた商品の開発を進めていく」などと述べた。