不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/2/13

東京主要5区のオフィスビル空室率、2ヵ月連続の改善/ビルディング企画

 (株)ビルディング企画は12日、2013年1月度の東京主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)オフィス市況調査結果を発表した。

 東京主要5区のビル(基準階床面積100坪以上)平均空室率は8.64%(前月比0.09ポイント減)と2ヵ月連続の改善。最も空室率が改善したのは千代田区で6.60%(前月比0.41ポイント減)。ほか中央区が8.85%(前月比0.11ポイント減)と改善した。千代田区は2,000坪超の成約ほか複数の大型成約があったため。中央区も複数の大型成約が寄与した。一方、港区は10.06%(同0.04ポイント増)、新宿区11.23%(同0.24ポイント増)、渋谷区6.25%(同0.06ポイント増)といずれも空室率は上昇。大型テナントの他エリアへの移転による二次空室の影響。

 推定成約賃料は1万6,025円(前月比68円減)と、再び下落した。千代田区を除いた4区で賃料は小幅に上昇しているが、低価格帯の成約が増え高額物件の空室が残されていることが要因で、本格的な賃料上昇ではないとした。

 同社は「13年に入り、日本経済の上昇期待の高まりとともに、入居ビル内での増床や拡張移転、テナント企業からの引き合いも増加傾向にあり、今後の市場改善に期待がかかる」と分析している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。