イヌイ倉庫(株)は12日、2013年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(12年4月1日~12月31日)の連結営業収益は55億9,900万円(前年同期比8.8%減)、営業利益5億7,500万円(同10.7%減)、経常利益3億9,900万円(同22.0%減)、四半期純損失6,900万円(前年同期:四半期純利益1億5,400万円)。前年度に連結子会社の全株式を譲渡、連結対象外となったことから減益減収となった。
主力の物流事業は、貨物物流施設の安定稼働に伴う収益寄与および業務効率化による費用削減の効果から営業収益25億1,800万円(前年同期比5.8%増)、営業利益1億5,500万円(前年同期:営業損失1億1,200万円)となった。
不動産事業は、アパートメンツタワー勝どきによる収益貢献はあったものの、前年度からのオフィスビルの空室率増加や賃貸マンション市況軟化の影響により、営業収益29億2,500万円(前年同期比10.0%減)、営業利益10億800万円(同26.9%減)となった。
通期では、連結営業収益74億1,500万円、営業利益7億5,800万円、経常利益5億1,200万円、当期純利益100万円を見込む。