総合地所(株)は、分譲マンション「ルネ市川北国分」(千葉県市川市、総戸数76戸)の販売を開始。15日、報道陣にモデルルームを公開した。
同物件は、北総線「北国分」駅徒歩4分の農地跡に建設される、地上5階建てのマンション。建設地は、風致地区内にあり、周囲に緑が多いほか、東南面が下り傾斜となっていることから、採光・通風に優れている。敷地自体が高さ2~3mの擁壁上にあるため、1階住戸でも採光が確保される。この環境の良さに配慮し、太陽光発電パネル(10kW)による共用部への電源供給と高圧電力一括受電、専有部・共用部のLED照明、160平方メートルの屋上緑化、住戸玄関の換気窓など、エコロジーを考えた商品づくりを行なった。
住戸は、3LDK・4LDK、専有面積66~85平方メートル。子育てにやさしいマンションとして、4LDK住戸では、リビング隣接の和室スペースを改装し、ガラス引き戸越しに中の様子が分かるカウンターデスクを備えた多目的スペース「実験室」として提案する(オプション80万円)。
1月12日から事前案内を開始。これまで反響350件、モデルルーム来場150組を集め、2月5日からの1期1次37戸を完売。現在1期2次10戸を販売している。販売価格は、2,680万~4,190万円。最多価格帯2,900万円台、平均坪単価147万円。購入者の7割が市川市在住、約5割が北国分駅1.5キロ圏内在住の超狭域集客に成功している。
販売を手掛ける同社分譲事業第二部の高木大介氏は「北国分エリアでは、10年ぶりのマンション供給となる。地元賃貸ファミリー層が買いやすいよう、専有面積をやや抑え、3,500万円前後のパワービルダーの戸建住宅より安く提供したのが功奏した」などと語った。