不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/2/18

関係会社整理損など特別損失123億円の計上で増収減益/ケネディクス12年12月期決算

 ケネディクス(株)は14日、2012年12月期決算を発表した。

 当期(12年1月1日~12月31日)の連結売上高は209億5,700万円(前年同期比7.5%増)、営業利益58億3,700万円(同▲15.8%)、経常利益23億2,800万円(同▲5.5%)。匿名組合出資持分譲渡に伴う関係会社整理損、投資有価証券評価損など特別損失123億8,600万円を計上し、当期純損失101億2,800万円(前年同期:当期純利益13億1,300万円)となった。

 主力のアセットマネジメント事業は、管理報酬であるアセットマネジメントフィーが安定的に推移したほか、ケネディクス・レジデンシャル投資法人の上場により取得時報酬であるアクイジョンフィーが増加。営業収益72億4,600万円(前年度比25.5%増)、営業利益41億8,500万円(同27.7%増)を計上した。

 不動産投資事業では、自己勘定保有物件のうち、たな卸資産の保有期間における賃貸収入を計上したほか、バルク案件の物件売却を推進。一方で、低価法によるたな卸資産評価損を12億2,000万円計上した結果、営業収益56億8,200万円(同▲16.1%)、営業損失7億8,200万円(前年度:営業利益13億9,600万円)となった。

 次期は連結売上高168億円、営業利益45億5,000万円、経常利益29億円、当期純損失10億円を見込んでいる。

 なお、同社グループは14日、中期経営計画(13年12月期~15年12月期)を発表した。

 新計画では、基本方針として、(1)受託資産残高の拡大による安定的な収益基盤の強化、(2)共同投資の積極化による投資リターンの追求、(3)アセットマネジメント事業の強化やM&A等への対応を視野に入れた体制整備、(4)新計画最終年度(15年12月期)までの配当再開を掲げた。15年12月期計画では、AUM1兆4,000億円(12年12月期比2,823億円増)、経常利益41億円(同18億円増)を目指していく。

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