不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/2/20

世界のAグレードオフィス、2013年下期に取引活発化と予測/JLL調査

プロパティクロック
プロパティクロック

 ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は19日、世界のオフィス賃料動向を示す分析ツール「プロパティクロック(不動産時計)2012年第4四半期」を発表した。

 「プロパティクロック」とは、JLLが四半期ごとにまとめている市場レポート「Global Market Perspective」をもとに、世界の主要都市の賃料動向を時計に見立てて「見える化」したもの。
 賃料がおおむね(1)賃料下落の加速、(2)賃料下落の減速(底入れ)、(3)賃料上昇の加速、(4)賃料上昇の減速(頭打ち)というサイクルで変動することを前提に、現在の賃料がそのサイクルのどこに位置するかを表示することで、世界主要都市の賃料サイクルを捉えるもの。

 「Global Market Perspective 2013年第1四半期」によると、世界のAグレードオフィス(各都市の中心業務地区にあり、貸床面積・基準階面積・建物高さ等一定の水準を満たすグレードの高いオフィスビル)の賃貸市場は、ビジネス環境の改善により、13年下期には取引がより活発になると予想。供給面は高品質な物件が不足がちで、世界のいくつかの都市では13年から14年にかけて賃料が急上昇する可能性もあるとしている。

 東京市場については、昨年12年第2四半期に4年ぶりにAグレードオフィス賃料が上昇に転じており、13年は新政権による景気刺激策および金融緩和策等の影響で上昇していくと予測している。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。