不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/2/22

1口当たり分配金は1,427円/JHR12年12月期決算

 ジャパン・ホテル・リート投資法人(JHR)は21日、2012年12月期決算を発表した。

 当期は12年4月1日~12月31日の変則決算。営業収益72億8,300万円(前期比408.8%増)、営業利益25億9,500万円(同246.0%増)、経常利益14億1,200万円(同197.5%増)、当期純利益190億3,100万円(前年同期:当期純利益4億7,300万円)。1口当たり分配金は1,427円(前期比6,739円減)であった。

 同投資法人は、2012年4月1日を効力発生日として、ジャパン・ホテル・アンド・リゾート投資法人(旧JHR)と合併し、JHRの保有物件9物件(受入価格788億1,000万円)を継承したことから、保有物件28物件(取得価格合計金額1,222億8,500万円)に規模を拡大した。

 合併により獲得した負ののれん発生益を活用し、2物件の譲渡(譲渡時帳簿価額22億300万円)、1物件の減損処理(減損後帳簿価額5億8,900万円)、2物件の取得(取得価額108億円)を実施。ポートフォリオ全体の収益力を向上させた。これにより、当期末の保有物件は28物件(取得価格合計1,308億8,300万円)となった。

 分配金については、当期末処分利益190億3,100万円から負ののれん発生益185億7,800万円を控除し、分配金充当額25億6,000万円を加算した30億1,400万円を全額分配し(1円未満の端数を除く)した結果、1,427円となった。
 なお12年12月期の1口当たり分配金8,166円は、1年相当の分配金ではなく、一定条件のもと年換算で算出すると-1,621円に該当する。

 次期(13年1月1日~12月31日)は、営業収益97億9,500万円、営業利益50億4,500万円、経常利益35億1,700万円、当期純利益35億1,500万円、1口当たり分配金1,670円を見込んでいる。

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