

三井不動産(株)は5日、公民学が連携してまちづくりを行なっている「柏の葉スマートシティ」(千葉県柏市)において、体感学習施設「柏の葉スマートシティミュージアム」を19日にオープンすると発表した。それに先駆け、報道関係者を対象にまちづくりの進捗について説明会を実施、併せて新たな施設や設備を公開した。
「柏の葉スマートシティミュージアム」は、ドーム型の360度映像と室内中央の都市模型に投影されるプロジェクトマッピングが体験できる「ドームシアター」や、まちのあらゆるデータを解説する「スマートセンター」など、5つの展示コーナーを巡ることでスマートシティの取り組みを体感学習できる施設。
説明会の冒頭挨拶した柏市長の秋山浩保氏は「これから日本で明らかになるであろう課題を、前もって10年、15年かけて取り組んでいるというのが柏の葉スマートシティ。少ないエネルギーで豊かな生活を送るにはどうしたらよいかを住民と一緒になって考え準備し、2014年以降には稼働できるよう積み上げているところ。今後、日本の都市モデルになるようなまちづくりをしていきたいと思っている」と語った。
続いて、同社柏の葉キャンパスシティプロジェクト推進部長の河合淳也氏が、系統電力協調型スマートグリッドモデルの実現に向けての取り組みや、まちの非常用電源となる防災機能を追加したマルチ交通シェアリングなど、新たな交通・生活サービス、防災サービスを発表した。
なお、柏の葉スマートシティミュージアムの開館時間は10~17時。料金は大人500円、中学・高校生300円、小学生以下は無料(いずれも税込み)。詳しくはWEBサイトhttp://www.mitsuifudosan.co.jp/kashiwanoha/museum/参照。