ポラスグループでプレカット事業を行なうポラテック(株)の子会社ポラテック富士(株)は、富士工場(静岡県富士市)を新設。6日に竣工式を開催した。
同工場は敷地面積7万1,059平方メートル、工場建屋1万4,175平方メートル、事務所棟は280平方メートル。柱や梁などの構造材を月間1万5,000坪、垂木や間柱などの羽柄材を月間1万3,000坪加工する生産能力を持つ。敷地内への工場増設を予定しており、最終的に月間5万坪まで生産能力を拡大する見込み。
竣工式で挨拶した同グループ代表取締役の中内晃次郎氏は「当グループの方針である地域密着や意思決定の迅速化実践のため、営業の拠点となる静岡支店も開設した。地域の工務店様に合ったサービスを提供することで、生産量を拡大していきたい」などと話した。ポラテック常務取締役プレカット事業部長の北大路 康信氏は、「地域によってユーザーのニーズが異なるので、地元の工務店様と連携していきたい。この工場では現時点で25名を現地採用しており、地域経済にも貢献していきたい」とした。
ポラテックは、すでに稼働している茨城・坂東工場や滋賀・滋賀工場に加え、2月に新規稼働した宮城・東北工場と富士工場の合計で月間生産14万6,000坪を達成。プレカット事業としては日本最大級の規模となった。