(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターは7日、リフォームに関する電話相談、リフォーム見積チェックサービスおよび専門家相談の2011年度の実施状況および相談事例を発表した。
同センターが行なっている電話相談「住まいるダイヤル」で11年に受け付けた相談件数は2万483件。うちリフォーム相談件数は6,748件(前年度比32.5%増)だった。リフォーム相談件数の電話相談全体に対する割合は32.9%(同4.1ポイント増)。リフォーム相談においては、50歳代以上の占める割合が高く、中でも60歳代以上の占める割合は増加傾向にあり、11年度には38%に及んだ。
リフォーム見積チェックサービス(電話での単価等のチェックを含む)は402件、実際の見積書や図面等の送付を受けて助言した件数が283件となった。相談者の年齢は60歳代が最も多く、電話相談全体およびリフォーム相談と比較すると、リフォーム見積チェックサービスの相談者の年齢が最も高くなった。
10年4月から開始した弁護士と建築士による専門家相談は、12年3月末までに全国52のすべての弁護士会で実施。実施件数は909(同44%増)で、リフォームに関する相談が445件と約半分を占めた。