不動産ニュース / その他

2013/3/22

横浜・片倉町のマンションに、EV活用した「非常時給水システム」を導入/住友不動産

テープカットの様子。左から住友不動産・青木執行役員、関東三菱自動車販売・淵田社長、横浜市温暖化対策統括本部・信時理事、オアシスソリューション・関谷代表
テープカットの様子。左から住友不動産・青木執行役員、関東三菱自動車販売・淵田社長、横浜市温暖化対策統括本部・信時理事、オアシスソリューション・関谷代表
非常時給水システムの仕組み
非常時給水システムの仕組み

 住友不動産(株)は、水環境ソリューションビジネスなどを展開する(株)オアシスソリューション(東京都渋谷区、代表取締役社長:関谷有三氏)と提携、竣工済みの分譲マンション「シティハウス横濱片倉町ステーションコート」(横浜市神奈川区、総戸数112戸)に電気自動車(以下、EV)を活用した「非常時給水システム」を導入。22日、報道陣に公開した。

 同システムは、マンション居住者向けのカーシェア用EVの電源を、給水システムの電源として活用するもので、横浜市の環境や超高齢化対応などの点で優れた取り組みを支援することを目的に設けた「環境未来都市計画」の先進的モデル事業に認定されている。

 敷地内に設置された貯水タンクと連結することで水を共用部(1・3・6階)に設けた蛇口まで届ける。災害等の非常時にトイレ排水用として利用することを見込んでおり、タンクには常時1,000リットルを保管。居住者の1日半分を確保している。

 22日の完成披露式典で挨拶した、オアシスソリューション代表取締役の関谷有三氏は、「EVは、非常時の電源として注目を集めているが、このシステムは給水まで実現できる。マンション業界としては初の取り組みとなるが、新築、既存物件を問わず導入が可能なので、普及させていきたい」等と話した。

 なお、同物件は、横浜市営地下鉄「片倉町」駅まで徒歩約2分に立地する、地上7階建てのマンション。住戸は、専有面積67~85平方メートルで、間取りは3LDK~4LDK。神奈川県内の分譲マンションでは初めてとなる「農園サービス」も導入している。

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