不動産ニュース / 開発・分譲

2013/3/22

東京・多摩に「医療・看護・介護」対応のサ付住宅竣工/コミュニティネット

「ゆいま~る中沢」外観。「医療・看護・介護」対応で、地域の福祉資源として機能していく
「ゆいま~る中沢」外観。「医療・看護・介護」対応で、地域の福祉資源として機能していく
「ゆいま~る倶楽部」にあるコミュニティスペース
「ゆいま~る倶楽部」にあるコミュニティスペース
ショートステイ可能な居室の1室。ワンルームタイプで、介護ベッドやトイレ、照明、エアコンが完備されている
ショートステイ可能な居室の1室。ワンルームタイプで、介護ベッドやトイレ、照明、エアコンが完備されている

 (株)コミュニティネットは21日、「医療・看護・介護」対応のサービス付き高齢者向け住宅「ゆいま~る中沢」(東京都多摩市、総戸数56戸)を竣工。報道陣に公開した。
 
 同物件は、小田急線「唐木田」駅徒歩約8分に位置。敷地面積3,511平方メートル、延床面積7,335.73平方メートル、鉄筋コンクリート造地上7階建て(一部4階建て)。
 
 1階には、医療法人財団天翁会が運営する「クリニック」と「訪問介護」施設を設置。入居者以外でなく地域住民も利用できる「ゆいま~る食堂」も併設し、地域に開かれた運営を目指す。

 3階には、地域住民の誰もが利用可能な「介護保険外ショートステイなかざわ」(18戸)が入居。24時間365日看護師や介護スタッフが常駐し、退院後自宅に戻るまでの中間リハビリ拠点、急なショートステイ先として機能させる。居室は10平方メートルのワンルーム、介護ベッドやシャワートイレ等を完備し、利用料は1泊当たり1万2,000~1万5,000円。

 同物件では、元気なうちに介護居室を予約できる「ゆいま~る倶楽部」(11戸)も開始。予約者は要介護3程度になった場合の介護居室利用を保証する。入会金は、予約する居室の広さにより300万円と550万円の2種類を用意。介護居室の利用が始まったら、生活支援サービス費や食費等を支払う。すでに、約100名からの問い合わせがあり、10名ほどが契約しているという。
 
 同日会見した、同社代表取締役の髙橋英與氏は「地域開放型の食堂やケア施設を備えたことで、地域のコミュニティ拠点を目指す。多摩市においては『団地再生』は大きな課題。団地住民や高齢世帯、高齢一人暮らしで不安を抱える方たちを支える仕組みづくりの一助を担っていきたい」などと語った。

 住戸は、専有面積39~66平方メートル、1K、1DK、1LDK、2LDK。家賃は一括払いか月払いを選択。一括払いの場合は2,130万~3,794万円、月払いの場合は13万1,500~23万4,220円。1人入居の場合の生活サポート費は4万5,000円、2人入居の場合は7万2,500円。21日現在、約6割が契約済み。

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