不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/3/27

日本の住宅の平均寿命、「31~50年」との認識が約半数/オウチーノ調査

 (株)オウチーノは26日、「日本の住宅の耐用年数に関するアンケート調査」結果を発表した。
 
 60年の長きにわたり親しまれた前歌舞伎座が2013年4月2日にリニューアル開場予定することにちなみ、築60年という年数に対して住まい手が思い描く住宅の耐用年数(寿命)と現状について調査したもの。20~70歳代の男女を対象に、インターネットでアンケートを実施。調査期間は2月18日~3月7日の17日間で、有効回答数は556名。

 「あなたが考える住まいの寿命」について、一戸建て・マンション別に5年刻みで20~80年以上で聞いたところ、「30年以下」は一戸建てが23.1%、マンションは19.1%、全体では19.2%となった。これに対し「31~50年」は、一戸建て52.5%、マンション45.3%、全体では44.6%と半数近くを占め、「51年以上」と考える人も一戸建て24.6%、マンション35.5%、全体では35.3%と、「30年以下」との回答より大幅に多いという結果となった。
 また、「30年以上住んだ家をどうしたいか」の問いには、62.6%が「リフォームや修繕などをしながらも大切に住み続けたい」と回答。二者択一で提示した「建て替え、住み替えなど、新しい家を購入したい」より多い結果となった。

 技術進歩などにより建物の長寿命化が実現しつつある中、同社では「近い将来、歌舞伎座のように日本の住宅も長寿命化し、欧米並みの『中古住宅を中心とした住文化』の発展が期待される」と分析している。

 詳細は、同社ホームページを参照。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。