新年度を迎えた4月1日、不動産各社が新入社員を迎え、入社式を執り行なった。
各社入社式での社長挨拶の要旨は、以下の通り(敬称略)。
■三井不動産(株)代表取締役社長 菰田正信氏
■三菱地所(株)取締役社長 杉山博孝氏
■住友不動産(株)代表取締役社長 小野寺 研一氏
■野村不動産(株)取締役社長 中井 加明三氏
■東京建物(株)代表取締役社長 佐久間 一氏
■(株)大京代表執行役社長 山口 陽氏
■(株)長谷工コーポレーション代表取締役社長 大栗育夫氏
■森ビル(株)代表取締役社長 辻 慎吾氏
■三井不動産リアルティ(株)代表取締役社長 竹井英久氏
■三菱地所レジデンス(株)取締役社長 小野真路氏
■住友不動産販売(株)代表取締役社長 大橋正義氏
■東京建物不動産販売(株)代表取締役社長 種橋牧夫氏
■大和ハウス工業(株)代表取締役社長 大野直竹氏
■積水化学工業(株)代表取締役社長 根岸修史氏
■三井ホーム(株)代表取締役社長 生江隆之氏
■(株)LIXIL住宅研究所代表取締役社長 今 城幸氏
■森トラスト(株)代表取締役社長 森 章氏
■(株)アキュラホーム代表取締役社長 宮沢俊哉氏
入社おめでとうございます。
人生の門出となるこの日に、ひとことお話をさせていただきます。
三井不動産グループは、日本の経済・社会の発展とともに進化し、その時代の「パラダイムの転換」を捉え、ビジネスを革新し、新たな「価値」を創造してきました。「価値創造」にチャレンジし続け、常に自らのビジネスをイノベーションすることが当社グループのDNAであるといえます。
当社グループのステートメントである「都市に豊かさと潤いを」は、人間が暮らし、働き、憩う「都市」を豊かで潤いのあるものにするという強い意思を表したものです。都市の魅力の高まりは、グローバル化が進んだ現代において、世界中からヒト・モノ・カネを集め、日本経済の活性化にも大きく貢献することになり、当社の担う役割は、その社会的意義が非常に大きなものとなっています。
また、グループビジョンで示す「&マークの理念」は、多様な価値観を、「&」として両立・共存させようというものです。すなわち多様性を受け入れ、全く異質なものを融合させて、新たな価値を創りだしていこうということです。日本の社会・経済がますます成熟化し、経済のグローバル化も進む時代における劇的に変化する社会のニーズに対応して、新たな価値創造をしていくためには、この思想は非常に重要だといえます。
入社にあたって、皆さんに期待すること、心掛けていただきたいことは以下の五つです。
まず、「自立した個人」になるということ。
「自立した個人」が「会社のビジョン」に「自らの志」を重ね合わせ「自己実現を果たしていく」ことが重要です。
二つ目は、「幅広い視野を持つ」ということ。
自らの可能性を伸ばしていくためには、「好奇心」や「ネットワーク力」、価値ある情報を感じ取る「感性」が必要です。社内外・世代を問わず、またグローバルに「人との交流」「出会い」を大切にし、物事を見る視野や人間の幅を広げていただきたいと思います。
三つ目は、「チャレンジスピリットを持つ」ということ。
これから仕事をしていくうえで、様々な困難に直面することがあると思います。そういう時こそ、当社グループのDNAであるチャレンジスピリットを発揮して対応していただきたいと思います。
四つ目は、「健全な心身を保つ」ということ。
常に心と体の健康を保てるよう、十分な自己管理を心掛けてください。
そして最後は、「社会人としてのコモンセンスを持つ」ということ。
世の中の不祥事の多くは、常識の欠如に起因することがほとんどです。「コモンセンス」がしっかりしていれば、ごく自然にコンプライアンスの態勢がとれるはずです。
不動産業は、社会的意義が大きく、人々に夢と感動を与えられる産業です。三井不動産グループが、更に魅力あふれる企業グループであり続け、また今後もたくましく成長していけるよう、共に頑張りましょう。
昨年の4月頃と比べ、現在ではアベノミクスの影響もあり経済状況も大きく変化してきた。震災から2年が経過し、復興に向けて、当社グループでは復興庁への社員派遣をはじめとした数多くの直接的取り組みも行っているが、まちづくりを使命とする会社として、事業を通じて社会に貢献することを意識して頂きたい。
2011年度より当社グループの10年後の目指すべき姿を掲げた中長期経営計画「BREAK THROUGH 2020」をスタートさせたが、今年度は第一回の中期経営計画の最終年度にあたる。2020年を見据え、皆さんの若い力が当社グループの価値創造の原動力になることを期待している。
当社には、時代が移り変わっても「守るべき」我々の原点、三菱三綱領(所期奉公・処事公明・立業貿易)がある。英語に直せば、それぞれpublic、fair、global だ。その中で、当社グループの基本使命「まちづくりを通じて社会に貢献する」は全ての社員に求められていることを心に留めておいて欲しい。
本日から当社グループの一員として仕事に取り組む上で、次の5点を大切にしてほしい。
(1)インテグリティ・コンプライアンス:誠実な行動を心がけ、いかにお客様との信頼関係を築けるかが重要である。日々の行動の中で身に着け、社会人としてより大きく成長していって欲しい。
(2)アズワンチーム:当社グループの事業は一人でできる仕事ばかりではない。皆の力を結集し、1+1が10になるように、グループ各社で連携して組織の力を発揮することを念頭に置いて欲しい。
(3)チャレンジ志向・イノベーティブ:失敗を恐れず、常にチャレンジを続けて欲しい。
(4)グローバル:海外へ進出する外なるグローバル化と東京の国際競争力を高め海外から人を呼び込む内なるグローバル化がある。語学力だけではなく、多様な価値観を受容し、理解できる真なるグローバル力を高めて欲しい。
行動一つひとつが成長につながる。挫折を知ることも将来の成長の糧と思って、職場の仲間や同期とコミュニケーションを取り日々の課題を乗り越えていって欲しい。
住友不動産グループを代表して、皆さんの入社を心より歓迎します。
今年は、「第六次中期経営計画」スタートの年です。当社は、これまでの成長ペースをさらに加速させるため、昨年、抜本的な組織・人事制度の改革を実施したのに加え、今般、経営体制の若返りを図ることにしました。皆さんには、当社グループ最大の特徴である「成長力」を将来にわたって支える人材として、大いに期待しております。若い力を存分に発揮し、一日も早く会社に貢献できるよう努力していただきたい。
そのためには、仕事の基本である、報告、連絡、相談、いわゆる「報・連・相」をしっかり実行して下さい。これは、組織を機能させるための基本でもあり、ビジネスパーソンとしての原点です。そして、「結束」することです。個々の力を結集し、一致団結することが会社を強くするのです。皆さんには、ぜひ大切にしてほしいと思います。
当社第一のモットーである「快活な気風」で、これから一緒に頑張ってまいりましょう。
企業の成長を支えるのは、社員一人一人の力です。その社員に支えられた現場力こそが当社のブランドを作り上げてきました。皆様は様々な可能性を秘めています。当社には、その力を最大限発揮出来るように、様々な機会を提供し、育てていく風土があります。また、私の信念でもありますが、「人を育てる事が、すべての戦略実現に繋がる」と確信しています。成長する社員の数だけ会社は成長します。すなわち、皆様の成長が野村不動産グループの成長に繋がるということであります。皆様がチャレンジし、成長していく姿を楽しみにしています。
今年から、グループ各社で行っていた入社式を、野村不動産グループとして開催することにしました。その理由は、グループ全体経営です。 今後は各社、各部門での最適化という志向から脱却し、グループ全体での最適化を目指した新たな成長戦略の共有が必要だと考えています。グループの入社式の一期生となる皆様が、同期としての結束を強固なものとし、将来においてグループシナジーの原動力となることを切にお願いしたいと思います。
皆さん、 入社 おめでとうございます。
当社は明治29年の設立以来、創者である安田 善次郎が旨とした「お客様第一」の精神を大切にしつつ、常に時代の流れを先取りする「進取の精神」を実践してきました。そして今年で創業117年を迎える今もなお、当時の姿勢を貫き、新たな商品・サービスを 追求・提供し続けています。皆さんには、当社が培ってきたこれらの精神を受け継ぎ、頑張って頂きたいと思ます。
また、業務に対する基本姿勢として、 (1)役職員一人ひとりが役割を成し遂げたうえでチームとして機能する「総合力」、(2)前例主義を撤廃し常に現場立ち戻り、 プロとしての商品・サービスを提供する「現場主義」、(3)業務推進の仕組み・プロセスの見直しや徹底的な議論に裏打ちされた方針に基づいた「スピード」の三点を重視して欲しいと思います。
当面は、不慣れなことも出てくる思います。健康管理に自分で責任を持ち、くれぐも留意するように気をつけてください。
以上を人生の先輩として皆さんへお願い、私からの祝辞といたします。
新入社員の皆さん、本日は入社おめでとうございます。この度、当社グループに入社されました皆さまに対し、心よりお祝いを申し上げます。
昨年末に行われた総選挙の結果、3年振りとなる政権交代が行われ、自民党政権がスタートしました。そして現在、安倍首相の2%の物価上昇率を目指すアベノミクス効果により円安、株高、REIT高と市場は反応していますが、実体経済においてはまだ効果は表れておりません。新しい日銀総裁と政府間の連携がいい方向に機能すれば景気回復に向かって設備投資や消費が拡大し、賃金も上昇してきます。ただ、それには多少時間がかかると思われます。
また、今日、日本は中国、韓国、ロシアと領土問題があり、北朝鮮、イランの核開発、南欧諸国の経済危機等、世界の政治経済は混とんとしております。そういう中、我々大京グループは自らの努力で将来の成長に向け道を切り開いていく必要があります。
少子高齢化、人口減少社会において、住宅業界の発展は日本経済の成長に大きな影響をもたらします。また、地震国の日本で国民が安心して暮らしていくためには、震災に強い建物、インフラを整備していかなければなりません。古い建物は現在の耐震基準を満たしていません。建て替え、再開発、新たな街づくりを通して社会貢献をしていく必要があります。どこよりも多くのマンションを提供し、管理させていただいている当社グループの役割と責任をしっかりと認識し、その期待に応えることが責務であります。また、環境、エネルギー、安心・安全といったテーマに対し答えを見出すこと、災害に強い街、高齢化社会に対応した街を提案・開発し続けていくことが我々の役割であり責任であります。
皆さまは今日から大京グループの一員です。社会に、また当社グループのお客さまに対し責任ある行動、対応をとっていってもらわなければなりません。一人ひとりが大京グループの社員だという気持ちを心に刻み、お客さまから支持をいただけるように努めていただきたい。お客さまの声は当社グループにとって大切なご意見であり、ご期待でもあります。先ほども言いましたが、これまでどこよりも多くのマンションを提供してきた会社だからこそお客さまからの期待は大きいのです。ですから無責任な行動、対応は絶対に出来ません。そのことを肝に銘じ大京グループの社員として、社会人として常識を持った、責任ある行動を約束していただきたい。
社会人は自らが問題を発見しそれぞれが答えを見つけ出していかなければなりません。勉強においては概ね答えは一つですが、社会においてはお客さまの評価は様々であり、無限大です。その多様なお客さまの声を聴いて商品、サービスを提供していかなくてはなりません。成功も失敗も成長するための大きな経験であり試練です。同じスタートラインに立った皆さんがこれから同僚だけでなく先輩達と共に協力し、励まし合って自分を磨き、自信をつけることです。失敗もするでしょう。悲しい時、苦しい時、辛い時もあると思います。でもそれが、その試練が成長のためのステップだと思います。それらを乗り越えることで、皆さんが大京グループの人財として成長され、現在よりもっと素晴らしい住まいとサービスを世の中の人々に提供し、未来の住文化を創り出すよう期待します。
さて、今日は大京グループにとって二つの喜びを得ることになります。一つ目は皆さんが大京グループに入社いただいたこと。もう一つは、ご存じだとは思いますが、本日、四国高松に本社を置きます穴吹工務店グループ約2,500 名の方々が当社グループの仲間入りをされ、大京グループは全体で約1万4,000名の企業体となります。
我々経営陣も皆さんと同様、気持ちを新たにしこれまで以上にお客さま、従業員、取引先、株主というあらゆるステークホルダーの満足度を高めることが出来るよう努めていきます。
新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。
建設・不動産業界は、国内市場の構造的変化や、ここ数年の経済環境により状況が大きく変わりつつあります。特に住宅産業では、住宅に対する需要自体の変化やこれまでも安全や安心というテーマが重視されてきましたが、東日本大震災以降は住まい方や商品のハードに対する要求の変化が加速されていることを感じており、より具体的に安全・安心・快適を実感できる住まいづくりが重要と考えます。
そのような中、長谷工グループは、昨年から中期経営計画「PLAN for NEXT(4N計画)」を掲げ、新たなステージの基盤づくりに向けてスタートを切りました。今年度は4N計画の2年目となり、成否を決める重要な年と位置付けています。
当社グループが中長期的に大きく変化していく中で、変化や厳しさを先輩たちと一緒に乗り越えていくことは、皆さんにとって成長の好機となります。是非とも臆することなく、夢と希望をもって前向きに明るく社会人としてのスタートを切ってください。
そして、長谷工グループのことをしっかりと勉強し、グループの社員であることをしっかりと認識して自分の会社に「自信と誇り」を持っていただきたいと思います。
長谷工グループは「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」を企業理念として行動しています。それは「住まいのオンリーワングループ」として、お客様に「安全・安心で快適な生活環境を提供する」ということです。そのためには、長谷工コーポレーションの各部門とグループ各社が連携を強め、情報を共有し、求心力を高めて、総合力を発揮していくことが大切です。そして、その源泉となるのは人です。人が働いて、汗を流して、はじめて「いいものづくり」ができ、「いいサービス」が提供できます。一人一人が確実にその責任を果たしながら、お互いに協力し合って成果を出していく、それが「長谷工のものづくり」なのです。
新入社員の皆さんも、早くこの一翼を担う人材となってください。そして自分の仕事を好きになり、やりがいを見つけてください。そこから成長が始まります。皆さんが一日も早く成長し活躍されることを期待しています。
1990年前後に生まれた皆さんは、これまで日本が元気のない時代を生きてきた。しかし、その景色が変わる転換期に、今、皆さんは立っている。日本や東京にとって、そして、森ビルにとっても、この2~3年がこれからの10年、20年を決める年になる。
政権が変わり、景気は好転しつつある。東京都はアジアヘッドクオーター特区を指定し、国際新都心づくりに乗り出した。東京オリンピックの招致活動も大詰めを迎える。いずれも世界のなかで東京の磁力を高める重要なファクターである。「経済復興には都市再生が不可欠」という認識も深まり、森ビルの都市づくりへの期待も高まっている。六本木ヒルズが10周年を迎える今年、我々は「都市をつくり、都市を育む」仕事を通じて、世界から人や企業や情報を惹き付ける強い磁力を創り出し、国際新都心の一翼を担うために全力疾走する。
こうした節目の年に入社した皆さんを、私は幸せだと思う。時代の転換期に立合い、時代を変えるプロジェクトの一員として一部始終を見ることができるからだ。非常に刺激的で、成長する機会に満ちた日々になるだろう。
若者に元気のない国や企業は発展しない。好奇心をもっていろいろなことを体感し、感性を磨いてほしい。都市はあらゆる活動の舞台だ。皆さんの体験や感性を活かす場と機会は必ずある。共に世界に勝てる都市づくりに挑戦していこう。
皆さんのご入社を、役職員を代表して心より歓迎いたします。
既にご存知のとおり、当社は昨年、旧三井不動産販売株式会社と100%出資のリハウス事業子会社を統合して誕生しました。不動産仲介事業と駐車場事業を基幹事業とし、社員約3,500名、地域リアルティ会社を含めると約4,000名を擁する不動産流通会社となり、三井不動産グループの住宅ストックビジネスを担う重要な会社として、期待されています。
当社のようなフィービジネスの会社では、いかに優秀な社員を多く揃えることができるかが、会社の成長を左右します。お客様の要求水準が高くなり、業務の品質、言い換えればお客様が本当に満足するサービスが求められる時代になっていますから、今まで以上に社員⼀人ひとりの能力や人間力が求められ、人材こそ会社存続の成否を決めるものとなっているのです。
今年は、拡大の戦力、競争に打ち勝つ戦力として、総合職、⼀般職あわせて179人の新入社員の皆さんを迎え、来年も200人の採用を計画しています。当社にとっては、人材こそが会社の財産でありますし、会社発展のエンジンです。
不動産仲介の仕事は簡単に出来る仕事ではありません。総合職の皆さんは、まずはじっくり勉強して、お客様から信頼される、お客様のために全力を尽くす当社の精神を体現し、それぞれの分野で立派なプロの営業マンになってほしいと思います。⼀般職の皆さんも、⼀般職としてのプロとなってもらいたいということは全く同じです。特に、営業部署においては、営業サポートの業務はサービス品質・業務品質の基本ですし、⼀般職の果たす役割はとても大きいものがあります。
業績貢献の⼀翼を担うことを会社から期待されていることを忘れないでください。
さて、皆さんが今後働いていくうえで、覚えておいてほしいことをひとつだけお話ししたいと思います。
会社で働いていくと順調なときばかりではなく、ストレスを感じたり、スランプになったりということもあるでしょう。仲間や上司に相談し、有用なアドバイスで解決につながることもあるかもしれません。しかしながら、最後は、厳しいようですが、自分で解決するしかありません。そういうとき、必ず効く薬があります。それは平凡ですが「自分なりに努力を続ける」ということです。努力を続ける人は、必ず誰かに見いだされるものです。会社の誰かが、あるいはお客様があなたを見いだして、それがきっかけとなって悩んでいたことが気にならなくなったり、自信を取り戻せたりする。努力の先には必ずブレークスルーがあります。そうした安心感をもって、自分が成長していくことを信じて、日々を過ごしていってほしいと願っています。
最後になりますが、何よりもまず心身を健康に保ち、自由に、自分らしく、そして、力いっぱい活躍していただけることを祈念して、私の挨拶といたします。
日々仕事に追われていても、当社の行動規範である、「失敗を恐れない。自らつくり出す。開かれていること。視野を広く持つこと。誠実であること。」を大切にして欲しい。
我々はB to Cの仕事、お客様と相対する仕事がほとんどであり、相手の気持ちになって様々なことを考えないと上手くいかない。自分中心に考えるのではなく、更にもう1歩進んで、仲間のため、会社のため、お客様のため、ひいては社会のために、という考え方が必要である。
“One for all, all for one”とよく言うが、自分さえよければいいと思わず、そのような考え方を磨いていって欲しい。そのためにもベースをしっかり築く必要がある。
“Adversity makes a man wise”という言葉がある。つまり、苦労を自らすすんで買い、それを乗り越えることによって自分が磨かれるということである。物事にあたるときは、少し立ち止まり考え、たとえ困難なことであっても周囲のためということを考えた選択をして欲しい。
我々はB to Cの会社であり、何よりも心が重要である。
皆さん「住友不動産販売」入社おめでとう。
私からは皆さんの入社にあたり、心がけて欲しいことを3つ申し上げます。第一は「報・連・相を徹底せよ」。各職場における円滑なコミュニケーションと情報の共有は大変重要です。第二は「一体感を持って仕事に取り組む」。会社の目標は一つです。この目標を全社員で共有して一体感を持って仕事に取り組む、当社の強みはここにあります。第三は「スピード」。「スピード」すなわち「確実に早く」をモットーに、与えられた業務における自己研鑽に励んで下さい。
皆さんに期待している事の一つに例年以上の「早期戦力化」があります。これから受講する研修もこのことを強く意識したカリキュラムになっています。早く会社に慣れて、与えられた仕事に全力で取り組んで欲しい。今後も当社が発展していくためには、若い知恵と力が必要です。新しい時代を切り開くのは皆さん方、若い力です。
最後に、何と言っても「健康」が第一です。当社はモノを作って売る会社ではありません。当社の財産は人そのもの、人で勝負する会社です。いかに多く優れた人材を擁しているかが他社との差別化につながりますので、本を読むなどよく勉強して下さい。とにかく皆さんが心身共に健康でいてくれることが当社にとって一番大切です。どうか健康に留意して、明るく元気に、そして早期に「当社を支える人材」になっていただきたい。
入社おめでとうございます。
当社は、人間にとって基本である衣食住の一つ、「住」に関わる仕事をしています。「衣食」産業においては、近年新しいビジネスモデルを確立し、成功を収めている企業も目立ちますが、「住」産業に関しては、まだ途上の段階であると感じます。とはいえ、人間が常に関わる分野の産業であり、要求水準は年々高まってきております。そこを捉えて新しいビジネスチャンスとすれば、ますますの成長を望める非常に楽しみな分野ではないかと考えております。
新入社員の皆さんには、「自己革新」自分で考え実践すること、「目標設定」目標を立てどう実行するか計画を立てること、「目的を見出すこと」人生をどう生きるか・この仕事をなぜ続けるのか考えること、この3つをしてほしいと思っています。
皆さんのご活躍を祈念いたしまして、私の挨拶とさせて頂きます。
当社の事業である「住」への要求水準は年々高まっているが、そこを捉えてビジネスチャンスとすれば、ますますの成長が望める非常に楽しみな分野である。新入社員の皆さんには、自分で考え実践すること、目標を設定すること、人生の目的を見出すこと、この3つをしてほしいと考えている。
大和ハウス工業は今年、創業59年目に入ります。創業者をはじめ先輩社員の頑張りにより、不況や震災など様々な困難を乗り越えて今日の姿にまで成長しました。現在約2兆円の企業規模ですが、私は昨年のはじめに「挑む」、今年のはじめに「越える」というキーワードを申し上げました。これは2兆円という通過点に向かって「挑み」、それを「越」えたらまた「挑む」という姿勢を示しています。
皆さんに期待することはまず「挑む」ということです。目先の成果に一喜一憂せず、失敗を恐れず挑戦し、経験を積み上げて欲しいということです。特に基本が身につく入社1年目の過ごし方は重要です。たとえば営業職の方なら、お客様のところや現場にしっかりと足を運び、先輩社員からのアドバイスを一生懸命吸収することが必要です。一見遠回りに感じるかも知れませんが、大和ハウス流の積極精神をしっかり身につけた人と努力を怠った人とでは、その後の成長が違います。
また、マニュアルやインターネットが非常に便利な世の中になっていますが、私は時には進化を止めるべきだと思っています。皆さんがこれから取り組む「仕事」の世界は、学問とは異なり、理屈どおりにならないことが多いです。人と人との信頼関係を大切にし、自分の頭で考え、現場・現実を見て行動してください。
そういう意味でも皆さんに目指して欲しい人財像は、「信頼できる人」です。当社は安い商品を売っている会社ではありません。数千万円・数億円という大きな仕事を託す価値のある人間になることが不可欠です。
そのためには「約束を守る」など当たり前のことを当たり前にやることに加え、お客様との出会いや先輩とのふれあいを大切にすること、また本や映画などの良い作品に触れることによって考える力を養っていくことも重要です。
当社は3兆円という次の目標を見据えて挑戦を続けます。海外事業も拡げていきます。「ゆとり世代」と言われる皆さんですが、私は柔軟な発想ができ、志の高い人が多い世代だと感じています。会社の成長とともに人間としても大いに飛躍されることを心から期待しています。
新入社員の皆さん、積水化学グループへの入社おめでとうございます。
心から歓迎いたします。
本日は、積水化学グループが目指していること、そして皆さんへの期待を述べたいと思います。
積水化学グループには、ユニークな仕事がたくさんあります。
人々の暮らしを豊かにする最新の住まいの提供、安全で快適な社会インフラの構築、時代の先端を走り続ける高機能素材の開発。
世界でも積水化学グループにしかない技術が、今も進化を続けています。
積水化学グループのフロンティア精神は、今、SHINKAという言葉のもとに、積水化学グループの中に浸透し、新たな挑戦となってグローバルに育っています。
近年は、アメリカやタイ、インドネシア、中国など、様々な国において現地企業との提携を進めるなど、グループの規模も仕事のフィールドも拡大しています。
さらには、グローバルな視点で社会に貢献し、「100年経っても存在感を放ち続ける企業」でありたいと考えて活動しています。
皆さんには、その歴史の進化、そしてその先に、ぜひ挑戦してもらいたいと思っています。
我々が必要とする人材は、自ら考え責任を果たす人、自分が主役であるという気概を持って行動する人です。最初の5年間はすべて勉強です。仕事を通じて自分を鍛え、人間として成長してください。
今年は桜の開花も早く、国内景気も上向きつつあり、皆さんのはつらつとした気持ちも日々膨らんでいることでしょう。
一人ひとりが積水化学グループを舞台に活躍し、社会に大きく貢献してくれることを期待しています。
三井ホームへの入社、おめでとうございます。三井ホームグループを代表して、皆さんを心より歓迎いたします。
昭和49年10月の設立以来、三井ホームはツーバイフォー住宅のリーディングカンパニーとして、これまでに全国で累計20万棟を超える家づくりのお手伝いをしてまいりました。これは、私たちの先輩諸氏から続く努力がお客様にご評価いただけた結果に他なりません。一方、39年前の創立時からみれば、少子高齢化やライフスタイルの多様化など、社会情勢は大きく変化しています。特に一昨年の東日本大震災の発災後、住宅の安全性やエネルギーなどに対する意識も大きく変化しました。住宅市場にとって、今年は低炭素循環型社会の実現に向けた省エネ基準の大幅改定や低炭素建築物認定制度の本格稼動、そして消費税を見据えたお客様動向など、大変動の年になると思われます。そのような中にあっても、私たち三井ホームは世の中から常に必要とされる存在であり続けなければなりません。私たちの家づくりへの思いを表したブランドメッセージ「暮らし継がれる家」を具現化するために、これまでの歴史・伝統は大切にしながらも、過去にこだわることなくチャレンジングな取り組みをしようと、全社員に呼びかけました。常々私は、社員に「全員で一緒に舞台にあがろう」「全員で一緒に舞台を作ろう」と繰り返しお伝えしています。そして今日から皆さんには、お客様に“暮らし継がれる家”をお届けするその大きな「舞台」にあがっていただきます。
「人の三井」の言葉どおり、わが社にとって一番大事な資産は「人」すなわち「人財」です。そして、お客様は新入社員であっても、「三井の」「三井不動産グループの」、「三井ホームの」社員という目で見られます。そのことも肝に銘じてください。これは大きなブランドというアドバンテージである一方で大きな責任も伴うものです。
来年には創立40周年を迎えます。まさに新しい三井ホームがスタートする時代に皆さんをお迎えできることを大変心強く感じています。是非、これからの三井ホームを自分達でつくっていくのだという気概を持って臨んでいただきたいと思います。
皆さんの活躍を期待しています。今日から仲間です。一緒に頑張りましょう。
LIXIL住宅研究所への入社、本当におめでとうございます。社員全員を代表して、皆さんが我々の仲間になられた事を心から歓迎致します。
当社は2013年で創業28年となります。その間、2008年には4つの会社が統合してトステム住宅研究所が誕生、2011年には社名をLIXIL住宅研究所とし、LIXILグループの中でも最も消費者に近い立場としてグループの先頭を走り、更なる成長・発展に向けて取り組んできました。
皆さんは本日が社会人としての初日となります。新入社員の皆さんには、LIXILグループの企業理念、「優れた製品とサービスを通じて、世界中の人々の豊かで快適な住生活の未来に貢献する」という我々の使命を胸に刻んで頂き、LIXIL住宅研究所ひいては、LIXILグループの一員になることを望みます。
LIXIL住宅研究所は、「アイフルホーム」、「フィアスホーム」、「GLホーム」の3ブランドを有し、キッズデザインの考え方のもと、「こどもにやさしい は みんなにやさしい」をコンセプトに、安全・安心、エコロジーなどに配慮した、生活に密着した“家”という商品を扱っています。我々は、“家を建てることは、夢をかなえること”だと考えています。お客様の“夢=豊かで幸せな住生活の未来”をかなえる企業であり、お客様の幸せな未来へのお手伝いをする仕事である、ということを胸に日々の業務に取り組んでください。
私は、LIXIL住宅研究所を“どのような市場の変化が起きようとも勝ち残れる会社”にしたいと思っています。そのためには、お客様目線に立った営業活動、魅力ある商品、人材の育成・強化が必要だと考えています。私たちを取り巻く環境は常に変化し、そのスピードは日々加速しています。今後、我々が成長していくために、どのような環境においても、各分野でこれらの課題を解決し、活躍できる人財になって欲しいと思います。
社会人として仕事に取り組み、大きく成長していく上での心構えについて、2つお話ししたいと思います。1つは、社会人としての目標を持ってください。目標を掲げ、日々それに向かって努力したことは必ず皆さんの身になって返ってきます。2つ目が、最終的には、皆さんに会社のリーダーになって欲しい、と考えています。今日から自分がリーダーになる、という気持ちを持って日々の業務に取り組んでください。
皆さんは社会人として本日、歩き始めました。若い皆さんのチャレンジ精神を大いに発揮して頂き、大きく成長することを期待しています。お互いに切磋琢磨しながら、一人ひとりが自ら考え、行動する企業人となることを願って、お祝いと激励の言葉と致します。
2013年度の新入社員の皆さんは日本にとって記念すべき転換期に入社された。日本経済は、皆さんが生まれた1990年頃から低成長が続き、この約15年間はデフレによる厳しい事業環境にあった。特に皆さんが大学時代を送られたこの4~5年間は最悪期といえたが、昨年末に新政権が発足し、デフレ脱却に向けて、まさに日本という国は前進しようとしている。2013年は日本経済にとって歴史的意味を持つ年になるだろう。
アベノミクスが掲げる金融緩和、財政出動、成長戦略の3本の矢のうち、日本経済再生において最も重要なのは成長戦略であり、これをいかに実現するかにかかっている。TPP、医療・農業改革、労働力確保等横断的で抜本的な規制緩和が必要である。この成長戦略を成功させるには、リーダーシップも必要で、過去イギリスにおいてサッチャー首相が発揮
したような徹底的な強いリーダーシップを見習うべきである。我々の事業領域である都市事業についていうと、老朽化が進む都市を耐震性と省エネ性に優れたスマートシティに再構築するなど選択と集中で推進しなければならない。日本が復活するか、財政危機に苦しむヨーロッパ諸国のようになるか、2013年が正念場であり、復活に向けたラストチャンス
の年との危機感で捉えている。
国も企業も栄えるのが理想であるが、国を頼りにせずとも企業独自で生き延びる気概で進めていく。国と会社の関係と同じように、会社と個人との関係においても、それぞれが独立した個人の力を確立することが重要である。国際人として、広く社会的課題に関心と意見を持ち、いかなる時代、社会、企業においても通用するよう、個人の能力を磨くこと
が、社会に貢献し、会社に貢献することに繋がっていく。社内の視点に囚われることなく、広く社会一般の常識、知識、能力、教養を身に付け、各個人が、それぞれの能力をスキルアップさせることが求められている。また、異なる専門性を持つ者同士、同期の交流を深めることで、それぞれの能力向上のきっかけにもなる。
2013年度は、日本にとっても、当社にとっても転換期であり、当社も積極的な成長戦略を打ち出していく。皆さんが持つ個人の力との相乗効果が、森トラストグループのさらなる発展へとつながることを期待する。
皆さん本日は入社おめでとうございます。アキュラグループの役員、社員を代表して歓迎の意を表したいと思います。我々は、「つくる喜び」と「お客様に喜んでいただける喜び」を共に感じられる方に入社いただきたいと考えていました。皆さんは、アキュラグループにおいて史上最も多い1 万人以上のエントリーの中、選ばれた105名です。数ある企業の中からじっくりと調べ、当社を選んでいただいたことを心より感謝いたします。
社会人となる皆さんには、ぜひ大きな夢を持ってもらいたいと思います。文系理系だからと仕事の幅や可能性を制限せず、夢や目標に向かって夢中になって欲しいと思います。たとえそれは途中で変わってもかまいません。常に持ち続けていることが大切です。そのためにも、当社では様々な人事制度を設け、皆さんが成長できる環境を提供していきます。人の成長を決める要素の7 割は直接的な経験、「経験学習」からといわれていますが、仕事を通して自ら考える力を身に付け、自ら行い、さらなる成長を目指して欲しいと思います。私自身、会社を興してから「トライ&エラー」を繰り返して今があります。ぜひ失敗を恐れず、どんどん挑戦していってください。そして、お客様が幸せに末永く住んでいただける素晴らしい家づくりをして、さらには感動を与えられる企業となるべく、一緒にアキュラグループを成長させていきましょう。