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2013/4/11

都市競争力強化が日本の活力に/不動産協会が50周年シンポジウム

「今後も不動産業界が明るく前向きになるような取り組みを行なっていきたい」と話す木村理事長
「今後も不動産業界が明るく前向きになるような取り組みを行なっていきたい」と話す木村理事長
パネルディスカッションの様子
パネルディスカッションの様子

 (一社)不動産協会は10日、日経ホール(東京都千代田区)にて同協会50周年記念のシンポジウム「活力ある日本と不動産業の役割」を開催。約600名が聴講した。

 冒頭、挨拶した同協会理事長の木村惠司氏は、「1963年に当協会が設立してから今日まで、日本経済は高度経済成長、バブル崩壊等を経て、現在はグローバル化が求められている。アジアの中での都市競争力の強化は、成長戦略のカギ。このシンポジウムを介して、不動産業が担う役割について、積極的に意見を交換していきたい」などと語った。

 シンポジウムでは、まず(株)野村総合研究所顧問・東京大学公共政策大学院客員教授の増田寛也氏が「活力ある日本へのグランドデザインと不動産業」をテーマに基調講演。これからの日本のグランドデザインを描くには、地域資源の活用が必要であるとし、世界の成長センターとしての東京の再生や、地方都市の自立的な地域形成等を挙げた。また、今後の課題として“高齢者を活かすまちづくり”を提唱。医療区分の明確化や、病院のまちづくりへの参画、ヘルスケアリートの必要性等を説いた。

 続いて、青山 佾氏(明治大学公共政策大学院教授)、幸田真音氏(作家)、イェスパー コール氏(JPモルガン証券(株)株式調査部長)、木村理事長によるパネルディスカッションを実施。日本の発展のために不動産業に課される役割をテーマに議論を展開し、「日本の有する都市機能の高さをグロバールにアピールしていくためには、国際的な連携を図りながら、ハードだけでなくエリアマネジメントやPM等に力を入れていく必要がある」(木村理事長)と結んだ。

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