トヨタホーム(株)は、鉄骨ユニット工法の戸建住宅「シンセシリーズ」の主力商品「SINCE Smart stage(シンセ・スマートステージ)」を5年ぶりに全面リニューアルし、27日より発売する。
新商品は、軒のラインが水平に整うようまとめた外観ファサード等によりデザイン性を向上。収納アイテムの充実によるプラン対応力も強化した。また、高耐久塗装の外壁の採用により、外壁の再塗装の時期を30年目に延長しメンテナンスコストを低減している。
一方、スマートハウスとしての機能を大幅に強化。発電効率の高い単結晶の太陽光発電やリチウム蓄電池を追加したほか、従来のHEMSに加え、消費電力の監視とエアコンなどの家電の遠隔操作をスマートフォンやタブレット端末などから行なえるシステム「H2V eneli」も採用した。
新商品の説明にあたった同社商品開発部シンセ商品デザイン室長の大西 洋氏は、「今までは一次取得者や子育て層が対象であったが、今回は幅広い年齢層に長く住んでいただく住宅というのがコンセプト。このリニューアルに伴い、他の商品も少なからず変わってくると思う。そういった他の商品との相乗効果も狙っている」などと述べた。
代表プランの延床面積は133.71平方メートル、標準販売価格は2,566万円(1坪当たり63万4,000円)。2013年度は2,000戸の販売を目指す。なお、同社では従来のHEMSに加え、「H2V eneli」を採用することで全棟全商品をスマートハウス化していく考え。
「H2V eneli」については4月10付のニュース参照