ハイアス・アンド・カンパニー(株)は11日、「理想と現実に関する意識調査」の結果を発表した。同社運営の複数のサイト上で、3月27日~4月1日の期間、18歳以上の男女にアンケートを実施。1,273人から回答を得た。
「新入社員だった頃の夢」では、“満足な年収の獲得”が47.3%でトップ。“管理職になる”(18.1%)、“終身雇用される”(16.7%)と続いたが、ここ約10年間で給与取得者の平均給与額は454万円から409万円まで減少しており、理想の実現が難しくなっていることがみてとれた。
一方、「マイホームを持つことが夢だったか」については、“夢だった”(52.3%)が過半数に。特に、若い世代のほうがマイホームを持つことを夢と捉えている傾向が強いことが分かった。「どのようなマイホームを持ちたいか」については“一戸建て”が69.9%と多く、“マンション”(21.1%)、“二世帯住宅”(9.3%)という結果となった。ただし、「マイホームを持つ夢は実現に近づいているか」を聞くと、「実現に近づいていない」「ほぼ実現に近づいていない」を合わせ8割を超えていた。
また、住宅既存購入者を対象に「思い描いていたマイホームと現実のマイホームに差があるか」を聞くと、380名の回答者すべてが“ある”と答えた。具体的には、“一軒家が良かったが、マンションになっている”、“家の大きさ”、“庭がない”といった回答が寄せられた。