三井ホーム(株)は16日、2月4日に公表した2013年3月期決算(12年4月1日~13年3月31日)を下方修正した。
主力の新築事業で、第3四半期の着工・工事進捗が遅れたことから、第4四半期の工事量が例年以上に増加。労務環境が想定以上に逼迫し、一部の工事が引渡時期の翌期へずれ込んだことから、売上高が予想を下回った。また、外注費の上昇が想定を上回り、完成工事の利益率が低下したことなどから、利益も前回予想を大きく下回った。
修正後は、営業収益2,183億円(前回発表比1.2%減)、営業利益5億6,000万円(同60.0%減)、経常利益8億4,000万円(同47.5%減)、当期純利益6億4,000万円(同41.8%減)。
なお、今回の下方修正の経営責任を明確にするため、役員報酬の減額を実施する。代表取締役は報酬月額の30%を、取締役は同15~20%を、執行役員は同10~15%を、それぞれ減額する。期間は4~6月の3ヵ月間。