（株）東京カンテイは22日、2013年3月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション（ファミリータイプ）の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平方メートル当たりに換算したもの。
首都圏の中古マンション価格は2,780万円（前月比0.7％減）で、09年12月以来となる2,800万円台割れを記録した。都道府県別では、東京都が3,627万円（同0.7％減）、神奈川県が2,403万円（同0.4％減）、千葉県が1,800万円（同0.8％減）とマイナスとなり、埼玉県のみ1,808万円（同増減なし）となった。
主要都市では、東京23区が3,922万円（同0.8％下落）、横浜市が2,530万円（同0.2％下落）、千葉市は1,705万円（同1.4％下落）と揃って下落。逆にさいたま市は、平均築年数が若返ったことで2,115万円（同0.9％上昇）と唯一上昇した。
また、近畿圏は、1,810万円（同0.2％上昇）と3ヵ月連続の上昇。大阪府が1,849万円（同0.1％下落）とわずかに下落したが、兵庫県が1,817万円（同1.6％上昇）と6ヵ月ぶりに1,800万円台を回復。中部圏は、1,476万円（同2.0％下落）と4ヵ月ぶりの下落。愛知県が1,512万円（同1.1％下落）と4ヵ月ぶりに下落したほか、名古屋市も1,709万円（同2.1％下落）と下落に転じるなどして平均を押し下げた。
