不動産ニュース / ハウジング

2013/4/24

プレキャストコンクリートべた基礎工法を新開発/住友林業ほか

 住友林業(株)は、プレキャスト住宅基礎を手掛けるシグマベース有限責任事業組合(以下、シグマベースLLP、東京都千代田区、代表:會澤祥弘氏)と共同で、「プレキャストコンクリート(以下、PCa)べた基礎工法」を新開発した。

 シグマベースLLPは、大手コンクリートメーカー4社が住宅基礎のプレキャスト化事業モデルの確立を目指して設立した共同事業体で、そのノウハウをベースに、住友林業の基礎構造の設計手法や施工ノウハウを盛り込み、新たなべた基礎工法へ改良したもの。
 
 一般的な鉄筋コンクリート造べた基礎が、建設現場で鉄筋を配筋した後、コンクリートを打設するのに対し、同工法は、専用工場で基礎梁(以下、PCa基礎梁)を製造、現場に運搬して設置後、基礎スラブを現場打設する「ハーフPCa工法」を採用しているのが特徴。

 また、住友林業の「最適基礎設計」を融合して1邸ごとのプランに応じた基礎の構造計算を実施。PCa基礎梁や基礎スラブの最適な設計および部材の共通化・効率化によりコストを抑え、基礎工事工期を短縮する。

 同社は、供給体制が整った宮城県、福島県、兵庫県、岡山県から段階的に同工法の採用を拡大し、全国での標準採用を目指す。

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