不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/4/25

太陽光発電の整備率、注文住宅は32%まで拡大/国交省・住宅市場動向調査

 国土交通省は25日、「平成24年度住宅市場動向調査」結果を発表した。個人の住宅建設、分譲住宅の購入、中古住宅の購入、民間賃貸住宅への入居、住宅のリフォームの実態を明らかにするために毎年度実施しているもの。

 世帯主の年齢の平均は30歳代が最も多く、分譲住宅では5割を超え、中古住宅・注文住宅も4割前後を占めた。65歳以上の居住者がいる世帯の比率は、リフォーム住宅で36.3%と最も高く、次いで注文住宅で24.9%。一方、民間賃貸住宅では2.7%と最も低くなっている。

 住宅の建築、購入、リフォームに要した資金総額の平均は、注文住宅(土地購入資金を含む)で3,614万円、分譲住宅で3,597万円、中古住宅で2,192万円、リフォーム住宅で230万円となった。資金総額に占める自己資金比率を見ると、注文住宅で42.7%、分譲住宅で31.6%、中古住宅で45.8%、リフォーム住宅で81.6%となった。

 住宅ローンを有する世帯は、注文住宅で68.8%、分譲住宅で63.0%、中古住宅で53.9%。その年間支払額の平均は、注文住宅で110万円、分譲住宅で111万9,000円、中古住宅で95万2,000円。世帯年収に占める返済負担率は、注文住宅19.1%、分譲住宅で17.3%、中古住宅で16.4%となった。

 また、省エネ設備の整備率をみると、「二重サッシ」が、注文住宅で77.6%、分譲住宅38.0%と高かったものの、中古住宅では11.6%、民間賃貸住宅では4.3%にとどまった。太陽光発電も、最も多い注文住宅では32.7%と3割を超えたが、分譲住宅は7.8%、中古住宅は1.5%に過ぎなかった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆