東急不動産(株)は25日、建設中の分譲マンション「ブランズセンター北」(横浜市都筑区、総戸数43戸)の最上階10階と9階の計6戸に、東京ガス(株)が販売する太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」(戸別パネル屋上設置型)を採用したと発表した。
同システムは、屋上に設置した各住戸の集熱パネルで太陽熱を集め、その熱で各住戸のベランダに設置する貯湯タンク内の水を温めて、キッチンなどへ給湯や風呂の湯はりに活用するもの。クリーンな再生可能エネルギーである太陽熱を給湯に活用することで、ガスの利用量を削減し、エコでお得な暮らしを実現する。なお、同システムの導入は神奈川県では初。
これにより、標準的な3人家庭の給湯使用量の約23%を太陽熱でまかなうことができるという。また潜熱回収型高効率給湯器「エコジョーズ」と組み合わせることにより、従来型給湯機と比べて、年間のガス消費量とCO2排出量の約40%を削減することができる。
同マンションは、鉄筋コンクリート造地上10階建て、敷地面積765.33平方メートル、延床面積5,356.38平方メートル。横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン「センター北」駅徒歩3分。周辺には商業施設や区役所などの公共施設が集積する利便性の高い立地。夏の日差しを和らげる緑のカーテンが設置可能なグリーンシェードフックのバルコニーへの設置や、次世代省エネルギー基準となる住宅性能等級の省エネルギー等級4をクリアするなど、省エネルギー対策に配慮している。
専有面積は70.54~124.48平方メートル(2LDK+S~4LDK)の予定。
なお、モデルルームオープン予定は5月3日。販売開始は2013年5月中旬、竣工は14年2月下旬、引き渡しは同年3月下旬を予定している。