不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/4/26

請負受注減が響くも業務効率化により、増益確保/パナホーム13年3月期決算

 パナホーム(株)は、2013年3月期決算を発表した。

 当期(12年4月1日~13年3月31日)の連結業績は、売上高2,894億200万円(前年同月比1.3%減)、営業利益110億8,900万円(同4.0%増)、経常利益116億1,300万円(同6.7%増)、当期純利益73億3,100万円(同19.7%増)となった。前年度下期より今年度第1四半期受注の苦戦による戸建請負売上の減少などにより減収となったものの、固定費等の合理化や原価の低減活動により、増益を確保した。

 戸建請負事業では、主力の戸建住宅事業で、「創蓄連携システム」や「スマートHEMS」を搭載したスマートハウスを提案。一次取得者向け商品「カサート・ファミオ」や二世帯住宅「つどいえ」を発売するとともに、賃貸併用や店舗併用プランなど都市部における敷地有効活用を提案する重量鉄骨住宅5階建てモデルハウス「ビューノ・5」(東京都墨田区)をオープン。さらに、ハード(建物)・ソフト(ローンの利用)・サービス(日照補償制度)の3つの観点で用意した新たな仕組みにより大容量太陽光発電システムの普及を推進した。

 分譲事業では、戸建て分譲で、「パナホームスマートシティ」の展開を推進。「パナホーム スマートシティ堺・初芝」(大阪府堺市)、「パナホーム スマートシティ潮芦屋」(兵庫県芦屋市)の販売を開始するなど、世代を越えてエコで快適な暮らしを実現するまちづくりを進めた。

 次期は、連結売上高3,100億円、営業利益130億円、経常利益130億円、当期純利益75億円を見込む。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。