国土交通省は30日、“緑のカーテン”に関する地方公共団体の取り組みを調査し、その結果を発表した。全国の地方公共団体へのアンケート調査により集計したもの。
“緑のカーテン”とは、アサガオやゴーヤ、ヘチマなどツル性の植物を建築物の壁面を覆うように生育させ、太陽の日差しを遮ることで室内の温度上昇を抑制するもの。条件により異なるが、室内温度を2度程度低減できるという。
同調査によると、平成24年度において“緑のカーテン”に取り組んだ地方公共団体は369団体で、前年の1.6倍に増加。大都市に限らず、全国的な広がりが確認された。
取り組み内容としては、「公共施設への設置」(355団体)が最も多く、続いて「広報」(260団体)、「資材等支援」(233団体)、「イベントの開催」(208団体)等。昨年度の調査結果と比較すると「広報」の割合が増加し、「イベントの開催」の割合が減少した。