国土交通省は30日、2013年3月の「建設工事受注動態統計調査報告」(大手50社調査)を発表した。
同月の受注高は、1兆9,344億円(前年同月比3.4%減)と2ヵ月ぶりに減少。国内では、民間工事、公共工事共に減少し、国内合計は1兆7,921億円(同5.2%減)と、2ヵ月ぶりに減少した。
民間工事は1兆2,545億(同5.1%減)と2ヵ月ぶりに減少。製造業では同4.8%増、非製造業では同6.9%減となった。
発注者別では、サービス業、金融業、保険業、鉱業、採石業、砂利採取業、建設業等が増加し、不動産業、電気・ガス・熱供給・水道業、卸売業、小売業等が減少した。工事種類別では、土木が増加、建築が減少。医療・福祉施設、倉庫・流通施設、鉄道等が増加し、住宅、店舗、工場・発電所等が減少した。
公共工事は4,900億円(同4.8%減)と2ヵ月ぶりに減少。国の機関(同7.7%減)も2ヵ月ぶりに減少、地方の機関(同2.3%増)は3ヵ月ぶりに増加した。
発注者別では、国の機関は独立行政法人、政府関連企業が増加し、国が減少。地方の機関は、市区町村が増加し、それ以外が減少した。工事種類別では、治山・治水、鉄道、上下水道が増加し、道路、港湾・空港、事務所・庁舎が減少した。