不動産ニュース / 調査・統計データ

2013/5/9

東京23区の空室景況感、大幅改善/東京ビル協調査

 (一社)東京ビルヂング協会はこのほど、2013年1月期の「ビル経営動向調査」の結果を発表した。同協会会員を対象に、四半期ごとに東京23区の賃料水準と空室率について景況感を調査、数値化したもの。今回の調査対象会社数は276社、回答会社数は151社で、回収率は54.7%。

 東京23区の賃料水準(坪単価、共益費込み)は、上限が2万6,257円(前回調査比386円上昇)、下限が1万5,303円(同403円上昇)と、いずれも上昇。
 都心5区では、千代田区、中央区、渋谷区で上限、下限とも上昇。港区は賃料水準上限が上昇し、新宿区も下限が上昇するなど、回復基調が鮮明となった。

 東京23区の平均空室率は、7.1%(同0.1ポイント低下)とほぼ横ばい。都心5区では、千代田区7.0%(同変動なし)、中央区6.4%(同0.1ポイント上昇)、港区8.5%(同変動なし)がほぼ横ばいに。新宿区が8.3%(同0.4ポイント低下)、渋谷区が4.9%(同0.3ポイント低下)と改善を示した。

 賃料水準景況感指数は、3ヵ月前と比較して-6.1(同4.0ポイント上昇)、3ヵ月後と比較して-0.9(同2.8ポイント上昇)といずれも改善。
 空室景況感では東京23区で3ヵ月前と比較し13.3(同11.3ポイント上昇)と大幅に改善。3ヵ月後は2.3(同0.5ポイント低下)とわずかに悪化する見込み。

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