不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/5/10

不動産関連事業伸び営利12%増/長谷工13年3月期決算

 (株)長谷工コーポレーションは9日、2013年3月期決算を発表した。

 当期(12年4月1日~13年3月31日)は、連結売上高5,589億1,900万円(前期比11.6%増)、営業利益243億2,900万円(同12.6%増)、経常利益199億7,600万円(同9.8%増)、当期純利益130億6,400万円(同16.2%増)と大幅な増収増益。ホテル事業からの撤退に伴う損失77億円を特別損失に計上したが、同時に76億円の税金費用が軽減されたため、決算上の影響はなかった。

 主力の設計施工関連事業は、資材価格の高騰や労務費上昇等により、完成工事総利益率が低下。完成工事高が3,380億円(同2.3%増)、売上高は3,144億円(同1.6%増)。完成工事総利益率が8.9%(同0.6ポイント減)と低下し、営業利益は212億円(同5.8%減)だった。

 不動産関連事業は、マンション受託販売は、震災の影響が無くなったものの、竣工戸数の減少により引き渡しも減少。しかし、建築受注を目的とした不動産売却が増加したことにより、売上高1,369億円(同49.4%増)、営業利益31億円(前期:営業損失8億円)と黒転した。

 次期については、連結売上高5,750億円、営業利益270億円、経常利益230億円、当期純利益150億円を見込んでいる。

 なお同社は、普通株式の単元株式数を、現在の500株から100株への変更を行なう。同時に、東証が定める投資単位を維持するため、普通株式5株を1株に併合する。6月27日開催の株主総会での承認後の実施。

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