不動産ニュース / IT・情報サービス

2013/5/10

インスペクション・瑕疵保険・住宅履歴、「購入時にすべて必要」が過半数/アットホーム調査

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は10日、「ホームインスペクション・瑕疵担保責任保険・住宅履歴に関する意識調査」の結果を発表した。

 同調査は、2012年12月20日~13年2月28日の期間、同社不動産情報サイトで公開した、「ホームインスペクション」「瑕疵担保責任保険」「住宅履歴」等の情報付き中古住宅(マンション・一戸建て)物件特集の掲載に伴い実施したもの。
 中古住宅の購入または売却を考えているユーザーおよび同社加盟店のうち中古住宅仲介を行なっている不動産会社を対象にインターネットアンケートを実施。回答数は買い希望ユーザー181名、売り希望ユーザー115名、不動産会社890社。

 調査によれば「ホームインスペクション」「瑕疵担保責任保険」「住宅履歴」の3カテゴリについて、買い希望・売り希望ユーザー共に「特集を見て知った」という回答が8割を超えた。

 買い希望ユーザーが「中古住宅の購入を検討する際に不安に思うこと」のトップ3は、「見えない所にひび割れや腐食がないか」(69.6%)、「給排水に問題がないか」(60.8%)、「新耐震基準をクリアしているか」(59.7%)という結果に。3カテゴリについては「不安を解消し購入を決断するために、すべてが必要」が過半数の54.1%となった。

 売り希望ユーザーは3カテゴリを「売却にあたってすべて有効」と回答したのが64.3%と買い希望ユーザーの回答率を10.2ポイント上回った。物件を売却する際、建物の瑕疵(不具合)や劣化等の情報を物件広告に掲載することについても、「すべての物件に同様の情報が掲載されるなら掲載する」(52.2%)、「売却後のトラブル回避のために掲載したい」(30.4%)と、横並び意識が強く情報開示に前向きな人が多い傾向となった。

 不動産会社については、3カテゴリを「取引を行なう上で必要」とした回答はそれぞれ7割超。さらに44.4%が「すべて流通活性化につながる」としながらも、「認知度向上など環境の整備が重要」という回答も目立つ結果となった。

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