日本社宅サービス(株)は10日、2013年6月期第3四半期決算を発表した。
当期(12年7月1日~13年3月31日)は連結売上高45億800万円(前年同期比0.3%増)、営業利益2億6,700万円(同30.9%減)、経常利益2億7,700万円(同27.6%減)、四半期純利益1億100万円(同42.6%減)。
主力の社宅管理事務代行事業は、既存顧客の社宅利用が順調であったことや、社宅アウトソーシングサービス「マーカスさん」などの手数料収入が堅調に推移し、売上高21億8,400万円(同1.1%増)を計上したが、札幌オペレーションセンターの増設などの高付加価値サービスへのシフトなどにより経費が増加したことから、営業利益は2億3,300万円(同33.8%減)となった。
施設総合管理事業では、既存の管理収入などが概ね計画通りに推移したが、リプレイス受注促進のために費用等を投入したことにより、売上高23億2,400万円(同0.4%減)、営業利益3,300万円(同1.3%減)となった。
なお、社宅管理事務代行事業の受託収入の一部手数料収入の増加や、施設総合管理事業の業績が堅調に推移していることなどにより増収が見込まれること、業務見直しや合理化対策等による発生費用の減少などにより営業利益、経常利益が前回発表予想を大幅に上回る見通しとなったことから、通期の連結業績予想を修正。売上高61億1,000万円(前回発表比0.8%増)、営業利益4億3,000万円(同114.7%増)、経常利益4億5,700万円(同106.7%増)、当期純利益2億300万円(同109.1%増)を見込む。