(公社)ロングライフビル推進協会(BELCA)は16日、ロイヤルパークホテル(東京都中央区)にて、第22回BELCA賞表彰式を開催した。
同賞は、良好な建築ストックの形成に寄与することを目的に設けられた既存建築物に対する表彰制度。ロングライフ、ベストリフォームの2部門を設け、長期にわたって適切な維持保全を実施した建築物と優れた改修を実施した既存の建築物のうち、特に優秀な10物件を同賞選考委員会が選考し、同協会が表彰するもの。
ロングライフ部門では、「旧唐津銀行本店」(佐賀県唐津市)、住友ビルディング(大阪府大阪市)、清泉女子大学本館(東京都品川区)、「西本願寺伝道院」(京都市下京区)の4物件が、ベストリフォーム部門では、「かんざんじ温泉華咲の湯・ホテルウェルシーズン浜名湖」(静岡県浜松市)、「郡山総合運動場開成山野球場」(福島県郡山市)など6物件が受賞した。
表彰式で挨拶した同協会会長の山内隆司氏は、「同賞も22回目となり、これまでの受賞物件も216件となった。受賞された建築物はいずれも建築物のロングライフ化の重要性を目に見える形でアピールするものと確信している。この賞を通じて、わが国の建築物のロングライフ化が促進され優良な建築ストックの形成に寄与し、地球環境、資源問題にも貢献していけたらと願う」などと述べた。