(一社)日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ)は16日、メルパルク東京(東京都港区)で定時総会を開催。第5期(2013年4月1日~14年3月31日)の事業計画および予算案などを承認した。
総会では、30周年を機に、法人名を(一社)日本増改築産業協会から(一社)日本住宅リフォーム産業協会に改訂するための定款変更が承認された。第5期は、3年間の中期的重点施策の初年度として、リフォーム相談窓口「コレカラ」の設置や、会員企業のレベルアップを目指す「ジェルコ・リフォームアカデミー」の創設などを展開する。「コレカラ」は、8月末までに本部に設置し、年内には全支部へ展開。「ジェルコ・リフォームアカデミー」は、独自の資格制度の展開やインスペクション講習会の継続実施を推進していく。
総会後に会見した同協会会長の中山信義氏は「中古住宅・リフォーム市場20兆円市場に向け、新規参入企業の増加が見込まれる。これまで以上に、安全・安心のリフォームの提供に注力し『生活者に選ばれる魅力ある団体』を目指す。全国の優良リフォーム事業者の参画を推進し、第7期末(16年3月末)までに会員数を現在の390社から500社へと拡大したい。市場活性化に向け、リフォーム事業者と不動産仲介会社とが手を携え、スピード感のあるリフォーム提案をしていくことも重要な課題」などと述べた。