

旭化成ホームズ(株)は21日、新商品「ヘーベルハウス FREX RESIDENCE(フレックス レジデンス)」を報道陣に公開した。
同商品は、重量鉄骨システムラーメン構造の都市型3階建て住宅「ヘーベルハウス フレックス」シリーズに「邸宅」スペックを装備した、2~3階建ての75~100坪を超える単世帯専用住宅。
3~4階建て住宅に展開している重量鉄骨システムラーメン構造を2階建て住宅にも展開することで、全面開口も含めた大空間設計を可能とした。専用部材として、外壁ヘーベル版の新デザイン「PT目地」や大空間設計を支える22mm厚の鉄骨柱、天井高バリエーションを拡充する床下げ仕様などを導入した。
外観では伸びやかな水平ラインと、細部まで美しく納まったフラットルーフや大きく張り出したキャノピーなどにより構成することで、「邸宅」の佇まいを演出。床・壁・天井などの内装材やキッチン・洗面化粧台などの設備仕様については、あえて標準仕様を設定せず個別設計で対応していく。
本社内に、同商品の専門サポートチームを設置、販売エリア(関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部)全域における当商品の設計業務を支援する体制を整備する。同社技術本部商品開発部長の加藤 明氏は「これまでも、こうした邸宅クラスの受注を年間50棟ほど受けていたが、従来商品では提案に限界があった。新商品開発と専門チームの発足により、当社の受注体制の拡大を図っていく」と話した。
モデルハウス(ABCハウジング 成城住宅公園内)は、3階建ての延床面積456.42平方メートルで、坪単価およそ200万円。年間100棟の販売を目指す。