(株)東京カンテイは22日、2013年4月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平方メートル当たりに換算したもの。
首都圏の中古マンション価格は2,770万円(前月比0.4%下落)とわずかに下落した。都道府県別では、東京都が3,629万円(同0.1%上昇)と小幅に上昇したものの、神奈川県2,378万円(同1.0%下落)、千葉県1,794万円(同0.3%下落)、埼玉県1,783万円(同1.4%下落)とわずかに下落しており、圏域平均をやや押し下げる一因に。
主要都市では、東京23区が3,936万円(同0.4%上昇)、千葉市が1,707万円(同0.1%上昇)と小幅ながら再び上昇したのに対し、横浜市が2,509万円(同0.8%下落)と引き続き下落。13年に入ってから下落基調へシフトしているさいたま市は、やや築年数が進んだ影響で2,508万円(同2.7%下落)と比較的大きく下落した。
また、近畿圏では、主要エリアが揃って弱含んだことで1,806万円(同0.2%下落)と反転下落し、連続上昇も3ヵ月でストップ。大阪府は1,846万円(同0.2%下落)、兵庫県は1,800万円(同0.9%下落)。
中部圏は1,470万円(同0.4%下落)、愛知県は1,508万円(同0.3%下落)とともに下落した。名古屋市が1,722万円(同0.8%上昇)と再び上昇した一方、名古屋市以外の周辺地域が下落したことから、県平均は小幅ながら弱含みに推移した。