不動産ニュース / その他

2013/5/31

「CCIM JAPAN」設立、商業用不動産の流通活性化を目指す/IREM JAPANが総会

設立にあたり「日本支部として、今後は継続的にセミナーを開催し、資格保有者を増やしていくことがわれわれの役割」などと抱負を述べたCCIMJAPAN河野会長
設立にあたり「日本支部として、今後は継続的にセミナーを開催し、資格保有者を増やしていくことがわれわれの役割」などと抱負を述べたCCIMJAPAN河野会長
設立総会に出席したCCIM資格保有者
設立総会に出席したCCIM資格保有者
「『賃貸住宅のNOI率調査』を有効に活用することで、CPMで学んだ知識を実務に生かし、皆で『Win-Win』の関係を築いていきたい」などと話した山本会長
「『賃貸住宅のNOI率調査』を有効に活用することで、CPMで学んだ知識を実務に生かし、皆で『Win-Win』の関係を築いていきたい」などと話した山本会長

 IREM JAPANは30日、(一社)CCIM JAPANの設立総会を「ホテルオークラ福岡」(福岡市博多区)で開催。商業用不動産流通の活性化を目指し、米国の教育機関であるCCIM Instituteの日本支部として、CCIM(米国認定商業不動産投資)資格の普及・拡大に努めることを発表した。

 設立にあたり、発起人代表の河野守邦氏が挨拶。「米国の商業用不動産の売買は、高い査定技術により的確に行なわれている。しかし日本では、正確な査定技術がほとんど普及・認知されていないのが現状で、CCIM資格保有者もまだ50名あまり。今後は日本支部として、継続的にセミナーを開催し、資格保有者を増やしていく。IREM JAPANと協力し、組織力を強化することで、CCIMの教育と理念を一般に広め、不動産投資市場の活性化と適正化に貢献していきたい」などと抱負を述べた。

 引き続き、IREM JAPANの通常総会を開催。2012年度事業報告および13年度事業計画、理事、監事、新役員選任案などを審議、可決した。
 13年度事業計画では、「CPMを実務に生かそう」をスローガンに4つの施策に取り組む方針。具体的には、(1)賃貸住宅の収支および売買データの収集・整備、(2)そのデータを基にしたNOI率の公表・一般化、(3)NOI利回りを使用した物件評価ソフトの開発および会員への教育、(4)データを用いたオーナーセミナー・相談会の開催、を掲げた。

 総会の冒頭に挨拶した会長の山本泰然氏は、「12年度は、全国の賃貸物件所有者から1,013件のデータを収集し、初めて『賃貸住宅のNOI率調査』としてレポート化することができた。これは、投資判断に欠かせない投資利回りのインデックス整備の第一歩。今年度はデータ数3,000件を目標とし、業界にインパクトを与えるレポートにしていくことが課題。また、このレポートを有効に活用することで、CPMで学んだ知識を実務に生かし、皆で『Win-Win』の関係を築いていきたい」などと話した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。